ウィルズ、通期予測を上方修正 19年12月に上場 記念配当も実施へ

2020年1月20日 07:43

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■売上高は前期比54%増、営業利益は同182%増

 企業IR(投資家向け広報)関連サービスを提供するウィルズ(4482)は、17日大引け後に19年12月期通期業績予想の上方修正を発表した。売上高は前回予想の16億円から12%増の17億9,300万円(前期比54.4%増)、営業利益は2億7,000万円から14.9%増の3億1,000万円(同181.8%増)、経常利益は2億6,600万円から15.9%増の3億900万円(同188.8%増)、純利益は1億8,000万円から11.3%増の2億円(同65.3%増)とした。

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 同社サービスである「プレミアム優待倶楽部」の株主優待ポイント売上や、「IR-navi」の継続利用にかかる売上高が順調に推移し、計画よりも上回る着地となる見込み。純利益に関しては、繰延税金資産を算定中であるため、最終的に多少変動する可能性がある。

■上場企業と投資家を結ぶ懸け橋

 ウィルズは「企業IR」向けのサービスを提供する会社で、上場企業による投資家向け発信を支援し、投資家に対して魅力的な情報を提供できるようサポートしている。メインサービスである「プレミアム優待倶楽部」は、個人投資家向けのサービスで、登録企業の株式を保有するとポイントを付与し、他の登録企業で取得したポイントを使って商品・サービスと交換できるというもの。19年12月時点で契約企業が43社となっており、1年で17社増加している。

 また、上場企業向けに提供している機関投資家マーケティングプラットフォーム「IR-navi」では、自社に投資をしている機関投資家等の動向をチェックすることで、企業のIR活動に繋げるためのサービスを提供しており、19年12月時点で281社導入している。その他、上場企業のIR活動に関するサポートを行い業績拡大してきた。

■19年12月に上場、上場記念配当を実施

 ウィルズは19年12月に東証マザーズに上場したばかりのIPO銘柄で、上場初値は公募価格960円に対し約4.7倍の4,535円と好調な滑り出しとなった。上場後約1カ月での業績上方修正は、投資家目線でポジティブな発表である。

 また、同日に上場記念配当の実施を発表した。これまで無配としてきたが、業績が好調である点と東証マザーズ上場を記念し、19年12月31日を基準日として1株10円の記念配当を行うこととした。新規上場銘柄で無配の企業が多い中、株主還元を実施することでより企業価値を高めることが狙いであろう。(記事:拓蔵・記事一覧を見る

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