欧州当局がテロ容疑者追跡にスパイウェア使用、WhatsAppが警告メッセージ

2020年1月11日 21:36

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記事提供元:スラド

 taraiok曰く、

 欧州の法執行機関のチームは10月、クリスマスシーズン中のテロを恐れ、テロリスト容疑者の調査を強化していた。そんな中、Facebookのメッセンジャーアプリ「WhatsApp」は10月29日、約1,400人のユーザーに対し端末に高度な攻撃が行われた旨を通知した。この1,400人はジャーナリスト、活動家、政府関係者などを含むテロリスト容疑者に上がっていたユーザーだったという(MorningStarSlashdot)。

 この法執行機関チームは、イスラエル・NSOグループのスパイウェアを使用して容疑者を追跡していたとされる。欧州の裁判官は容疑者の電話に侵入するため、調査官に対して利用可能なあらゆる手段を承認した。しかし、このスパイウェアはFacebookには知られていなかったようだ。また、法執行機関の調査を妨害する可能性があることから、Facebookは政府機関に対し正式に苦情を申し立てることもできない状況になっているという。

 NSOは中東、メキシコ、インドの政府機関にもスパイウェアを販売していたため批判されている。Facebookや人権研究グループのCitizen Labなどは、反体制派、宗教指導者、ジャーナリスト、政治的敵対者をスパイするためにスパイウェアを使用したと主張している。NSO側は、顧客のほとんどは犯罪やテロの調査に自社製品を使用する民主的な政府だと述べている。

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