HPCシステムズは高値更新の展開、20年6月期大幅増益予想

2020年1月6日 11:15

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

 HPCシステムズ<6597>(東マ)は、科学技術計算用コンピュータ事業と産業用コンピュータ事業を展開している。20年6月期大幅増益予想である。収益拡大を期待したい。株価は急伸して高値更新の展開だ。IPO後の落ち着きどころを探る段階だが、自律調整を交えながら上値を試す可能性がありそうだ。

■HPC事業とCTO事業を展開

 19年9月東証マザーズに新規上場した。科学技術計算用高性能コンピュータに関連するシステムインテグレーション事業(HPC事業)と、顧客企業の注文仕様に応じて産業用コンピュータを開発・製造する事業(CTO事業)を展開している。

■20年6月期大幅増益予想

 20年6月期の業績(非連結)予想は、売上高が19年6月期比7.2%増の57億85百万円、営業利益が27.0%増の4億69百万円、経常利益が24.7%増の4億57百万円、純利益が41.1%増の3億09百万円としている。売上高、利益とも過去最高を目指す。

 第1四半期は売上高が12億36百万円、営業利益が1億56百万円だった。前年同期比減収だが、主力のHPC事業における採算性の高い案件に注力して大幅増益だった。通期予想に対する進捗率は売上高21.4%、営業利益33.3%と順調である。通期ベースでも収益拡大を期待したい。

■株価は高値更新の展開

 株価は急伸して高値更新の展開だ。IPO後の落ち着きどころを探る段階だが、自律調整を交えながら上値を試す可能性がありそうだ。12月30日の終値は2575円、時価総額は約105億円である。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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