AICROSSは戻り試す、19年12月期大幅営業増益予想

2020年1月6日 11:14

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

 AICROSS<4476>(東マ)は、企業の生産性向上に資するビジネスコミュニケーションプラットフォーム事業を展開している。19年12月期大幅営業増益予想である。収益拡大を期待したい。株価は高値圏から反落したが、IPO後の落ち着きどころを探る段階であり、戻りを試す可能性もあるだろう。

■ビジネスコミュニケーションプラットフォーム事業を展開

 19年10月東証マザーズに新規上場した。企業の生産性向上に資するビジネスコミュニケーションプラットフォーム事業として、顧客企業とエンドユーザーの保有するモバイル端末とのコミュニケーションを高めるためのメッセージングサービス、顧客企業内のコミュニケーションにフォーカスするビジネスチャットサービス、コミュニケーションの品質向上のためのAIによる分析を行うAIAnalyticsサービスを提供している。

■19年12月期大幅営業増益予想

 19年12月期業績(非連結)予想は、売上高が18年12月期比18.7%増の13億29百万円、営業利益が54.6%増の1億55百万円、経常利益が47.8%増の1億40百万円、純利益が9.9%増の95百万円としている。

 第3四半期累計は売上高が10億10百万円、営業利益が1億69百万円だった。メッセージングサービス、ビジネスチャットサービスが好調に推移し、一部費用の期ズレなども寄与して営業利益は通期計画を超過達成している。通期ベースでも収益拡大を期待したい。

■株価は戻り試す

 株価は高値圏から反落したが、IPO後の落ち着きどころを探る段階であり、戻りを試す可能性もあるだろう。12月30日の終値は2272円、時価総額は約90億円である。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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