「日高屋」展開のハイデイ日高、通期予想を下方修正 純利益は14.6%減に

2019年12月28日 21:06

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■3Qの売上高は0.1%増も、営業利益は16.3%減

 中華食堂「日高屋」を運営するハイデイ日高(7611)は26日、20年2月期通期の業績予想を下方修正した。売上高は前回予想の435億円から3.4%減の420億円(前期比0.3%増)、営業利益は48億円から14.6%減の41億円(同13.3%減)、経常利益は47億3,000万円から13.5%減の40億900万円(同12.9%減)、純利益は31億1,500万円から15.6%減の26億3,000万円(同14.6%減)とした。

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 合わせて発表した3Q累計(19年3月~11月)決算は、売上高が前年同期比0.1%増の314億2,100万円、営業利益が同16.3%減の30億6,500万円、経常利益が同16.0%減の30億5,600万円、純利益が同20.0%減の19億3,100万円だった。

■既存店の伸び悩みと一部商品の値下げが要因

 首都圏を中心に「日高屋」や「焼鳥日高」等飲食店を運営するハイデイ日高。20年2月期では3Q時点で15店舗を新規オープンし、直営店舗数が438店舗となっている。当面の目標は首都圏600店舗体制だが、消費税増税による影響や人手不足等により想定していた成長シナリオを描けずにいる。

 今回の業績予想の下方修正について、天候不順等による既存店売上高の伸び悩みと、10月に実施した一部商品値下げの影響により、想定していた業績よりも下回る可能性が出てきた模様。新規出店とは別に、6店舗の退店を行うなど取捨選択を強いられている状況からも、苦境にあえいでいる印象だ。

 なお純利益の下方修正には、売り上げ不振店舗の減損損失計上4億8,500万円の要因を含んでいる。

■新陳代謝を行いながらも拡大傾向は止めず

 20年2月までに更に7店舗のオープンを予定しており、拡大傾向を止めない方針のハイデイ日高。12月には新業態である「ちゃんぽん 菜ノ宮」を埼玉でオープンするなど、引き続きチャレンジしていく姿勢だ。また、これまで現金決算のみであったものの、QRコード決済など決済方法の多様化を図るべく、取り組みを進めていく模様。

 格安な値段設定と高いクオリティでリピート客を伸ばしてきたハイデイ日高にとっては、消費税増税や人手不足による問題は無視できないものとなっている。しかし引き続き消費者の財布のひもは堅く、低価格帯のハイデイ日高にとっては十分に勝機があると見ている。値下げキャンペーン等、策を打ちながらも来期に向けた上での下方修正となるか注目だ。(記事:拓蔵・記事一覧を見る

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