携帯電話の使用に関連する負傷調査結果、物理的なダメージを受ける例多く

2019年12月10日 18:26

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記事提供元:スラド

 headless曰く、

 米ラトガース大学の研究によれば、米国で携帯電話の使用に関連する頭頚部の負傷が過去20年間継続的に増加しているそうだ(Rutgers TodayThe VergeMashable論文要旨)。

 研究では携帯電話の使用に関連する負傷で1998年から2017年に救急科を受診した患者のデータ2,501名分を使用したもので、全米での推計では76,043名に相当するという。負傷個所では頭(33.1%)が最も多く、目や鼻を含む顔(32.7%)、首(12.5%)が続く。診断による負傷の種類は裂傷(26.3%)、打撲・擦過傷(24.5%)、内臓損傷(18.4%)の順になっている。

 携帯電話による負傷といえば、使用中の集中力低下による交通事故や転倒などと結び付けられることも多いが、13歳未満の症例では携帯電話を顔に落とす、バッテリーが発火するなどの直接的な機械的損傷が82.1%を占める。また、集中力低下に結び付けられた負傷は13歳~29歳の症例が60.3%を占める一方、集中力低下による負傷の比率では65歳以上(90.3%)と50歳~64歳(68.2%)が高い。

 携帯電話の普及は過去20年間で急速に進んだことから、それに関連する負傷が増加するのも当然だが、携帯電話が単なる持ち歩き可能な電話機から多用途端末に変わり、使用形態が変化したことも大きいようだ。たとえば、iPhoneが発売された2007年やポケモンGoがリリースされた2016年には大きな増加がみられるという。研究では負傷の防止やデバイス使用中の危険について患者への教育が必要だと結論付けている。

 個人的には携帯電話の使用で負傷したことはないが、スラドの皆さんは頭頚部に限らず携帯電話の使用で負傷したことはあるだろうか。

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※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。

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