NY株式:NYダウ105ドル安、重要イベント控えて様子見ムード

2019年12月10日 07:00

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記事提供元:フィスコ


*07:00JST NY株式:NYダウ105ドル安、重要イベント控えて様子見ムード
米国株式相場は下落。ダウ平均は105.46ドル安の27909.60、ナスダックは34.70ポイント安の8621.83で取引を終了した。明日から始まるFOMC(連邦公開市場委員会)や、15日に期限を迎える対中追加関税措置の発動可否を見極めたいとの思惑から、様子見ムードとなり小幅下落となった。セクター別では、家庭用品・パーソナル用品や耐久消費財・アパレルが上昇する一方で、ヘルスケア機器・サービスやテクノロジー・ハード・機器が下落した。

複写機のゼロックス(XRX)は、PCメーカーのHP(HPQ)の買収が実現すれば15億ドルの増収が期待できると、投資家に同買収への賛同やHP経営陣への働きかけを求めたが下落。化学製品メーカーのスリーエム(MMM)や石油大手シェブロン(CVX)は、シティグループによる投資判断引き下げにより売られた。一方で、電気自動車のテスラ(TSLA)は、中国で製造する「モデル3」について、同国政府が補助金対象車に指定したことが好感され上昇した。

通信大手のTモバイル(TMUS)とスプリント(S)の合併について、13州が値上げや消費者の不利益につながるとして阻止を求ている裁判が本日より開始され、今後の展開に注目したい。

Horiko Capital Management LLC《FA》

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