DATAFLUCT、サービス業向け作業自動化サービスを開始 2020年3月から

2019年12月10日 08:57

印刷

「DATAFLUCT intelligent.」のイメージ。(画像:DATAFLUCT発表資料より)

「DATAFLUCT intelligent.」のイメージ。(画像:DATAFLUCT発表資料より)[写真拡大]

  • チャットボットのイメージ
  • 広告の自動出稿のイメージ

 DATAFLUCTは、作業の自動化により、サービス業の作業時間削減と売上向上に向けて従業員をサポートするサービス、「DATAFLUCT intelligent.」を2020年3月からスタートする。AIを活用しながら、来客数予測や自動発注、広告の自動出稿などを行う。

【こちらも】横浜市、RPA導入の実証実験で最大99.1%の作業時間削減 NTTなどと

 サービス業は現在、長時間労働を強いられている状況が続いており、それが従業員満足度の低下につながり、事業や経営に大きなインパクトを与えている。「DATAFLUCT intelligent.」により、サービス業の労働生産性の改善と従業員満足度の向上、ひいては顧客満足度の向上につながることが期待できる。

 サービス業は長時間労働、労働生産性の低さ、高い離職率と人手不足が長年の経営課題となっていた。特に飲食業と宿泊業は他業種に比べて欠員率が2倍以上と高くなっている。

 また、外食産業の正社員の残業時間が80時間を超える割合は、通常期で12.5%、繁忙期で24.3%と推定されている。長時間労働の長期化は、従業員のモチベーションの低下や退職につながっていた。

 サービス業の従業員が長時間労働となる要因の一つは、サービスの多様化に伴い、確認すべき指標や使用するツールの増加があげられる。例えば、日々の業務レポートの作成や売上の確認はもちろん、広告の出稿、SNSを通じた情報の発信など、業務が多岐に渡っている。

 従業員満足度、そして顧客満足度を高めるためには、これらの業務にかける時間を減らし、顧客とのコミュニケーションなど、顧客満足度を高めるために多くの時間を費やすことが必要である。

 「DATAFLUCT intelligent.」はAIとデータサイエンスを活用することで、従業員の労働生産性を高めることを支援するサービスだ。機能には、「チャットボットによる課題の通知」、「自動広告出稿」、「事業発注機能」などがある。

 例えば、「チャットボットによる課題の通知」では、AIが翌日の来客数を予測して回答したり、来客数が予測と乖離した場合は、差分が発生した要因を分析して通知する。

 DATAFLUCTはAIやデータなどを活用しながらサービスを提供し、社会課題解決を目指している。AI商圏分析による事業用検討物件サービスや、フードロスに特化した店舗支援AIサービスなどを提供している。今後もAIやデータを活用しながら、サービス業をはじめとした事業支援のためのサービス提供が期待される。(記事:まなたけ・記事一覧を見る

関連キーワード

関連記事