関連記事
フォードとマクドナルド、コーヒー豆の外皮用いた自動車部品用素材を開発
記事提供元:スラド
フォードと米マクドナルドが共同で、コーヒー豆の外皮を用いた自動車部品用素材を開発したそうだ(プレスリリース、 The Vergeの記事、 FOODBEASTの記事、 SlashGearの記事)。
スターバックスではコーヒー抽出後のコーヒー豆かすを含む素材をテーブルなどに使用しているが、今回の素材に使われるの外皮はコーヒー豆の焙煎時に剥がれ落ちるものだ。わずかな量のようにも思えるが、年間数百トン以上が排出されているという。マクドナルドでは北米で排出される外皮の相当量をフォードの自動車部品用素材に転用できると見込む。
この素材はコーヒー豆の外皮を低酸素状態で加熱し、プラスチックやその他の添加剤を混ぜてペレット状にしたもので、ヘッドライトのハウジングや内装などに利用できるという。素材はコーヒー豆の外皮を混ぜることで強度が増し、熱特性も大幅に向上する。これにより部品をおよそ20%軽量化できるほか、成型時のエネルギーも最大25%減少するとのこと。
ちなみに、スターバックスのコーヒー豆かすを使用したテーブルは海外店舗でも見かけるが、日本発の素材らしい。
スラドのコメントを読む | デベロッパーセクション | 地球 | Java | 交通
関連ストーリー:
The Coca-Cola Company、海洋プラスチックごみを原料に使うコカ・コーラボトルを開発 2019年10月14日
英マクドナルドが導入した紙製ストロー、現在のところリサイクル不可 2019年08月10日
コーヒーをリバースエンジニアリングして開発、コーヒー豆を使用しない「分子コーヒー」 2019年02月11日
※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。
スポンサードリンク