ピクスタ　3Qは2ケタ増収、PIXTA事業全体で11.9%の成長率を維持

*15:44JST ピクスタ---3Qは2ケタ増収、PIXTA事業全体で11.9%の成長率を維持
ピクスタ<3416>は13日、2019年12月期第3四半期（2019年1月-9月）連結決算を発表した。売上高が前年同期比11.5%増の20.14億円、営業利益が同66.9%増の1.23億円、経常利益が同53.3%増の1.13億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同110.2%増の0.57億円となった。

主幹サービスであるデジタル素材のマーケットプレイス「PIXTA（ピクスタ）」は定額制売上が牽引し、PIXTA事業全体で前年同期比11.9%増の成長率を維持した。また4K動画素材及びMP4ファイル形式素材の販売を開始し、より幅広い顧客ニーズに対応できるプラットフォームとして成長した。

海外事業については、韓国、台湾及びタイの各販売拠点の成長加速に向けて、アジア全般での販売を目的としたパンアジアンコンテンツの制作をはじめ、「検索・翻訳等のサイト改善」や「Webマーケティングによる集客強化」のための施策に注力した。

新規事業のうち、出張撮影プラットフォーム「fotowa（フォトワ）」は、新生児撮影「ニューボーンフォト」が人気を博し、撮影件数が前年同期比1.9倍の伸びを見せた。また、顧客満足度向上に向けてフォトブック商品の取り扱いや「ママ割3回パック」の販売、Web動画広告の配信など、さらなる飛躍に向けた活動を進めた。
スマートフォン写真のマーケットプレイス「Snapmart（スナップマート）」は、定額制契約数が前年同期比2.4倍に伸長。SNSプロモーションに必要な写真もクチコミも同時に提供する「Snapmartアンバサダープラン」も順調に推移している。

2019年12月通期の連結業績予想については、売上高は前期比13.2%増の28.46億円、営業利益は同81.1%増の2.00億円、経常利益は同83.1%増の1.95億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同436.4%増の1.12億円とする期初計画を据え置いている。

また、同日、株主優待制度の導入を発表した。毎年12月31日現在の同社株式１単元（100株）以上を保有の株主を対象とし、同社が運営する出張撮影プラットフォーム「fotowa（フォトワ）」5,000円割引クーポンを1単元（100株）につき１枚、上限10枚として贈呈するとしている。《SF》