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近畿大学、ニホンウナギの人工ふ化と50日間の飼育に成功
記事提供元:スラド
近畿大学がニホンウナギの人工孵化と50日間の飼育に成功したと発表した(日経新聞)。
ウナギの完全養殖は困難で、現在行われている養殖は採取した稚魚(シラスウナギ)を育てている。しかし、昨今ではシラスウナギの漁獲量が減少していることから、完全養殖の実用化が望まれていた。
今回の研究では、養殖ウナギから合計約170万個の卵を採取して人工授精を行い、数万尾の仔魚を誕生させたという。その後発表時点で50日齢仔魚(全長約20mm)が約20尾、43日齢(約18mm)が約100尾、28日齢(約12mm)が約1,000尾生育する状況だという。
過去にも人工孵化や完全養殖の事例はあるが、コスト面の問題で実用化されていない。近畿大学はまずシラスウナギまで育てることを目標としているという。
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