英ポンド週間見通し:伸び悩みか、12月の英総選挙を警戒

2019年11月2日 14:38

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記事提供元:フィスコ


*14:38JST 英ポンド週間見通し:伸び悩みか、12月の英総選挙を警戒
■大幅高、英国とEUは新たな離脱協定案で合意

先週のポンド・円は強含み。欧州連合(EU)からの英国の離脱期限延期が承認されたことから、リスク回避のポンド売りは縮小。12月の英総選挙実施が一部で嫌気されたが、与党保守党は相対的に高い支持率を維持しており、ポンド・円は底堅い動きを続けた。取引レンジ:139円29銭−140円69銭。

■伸び悩みか、12月の英総選挙を警戒

今週のポンド・円は伸び悩みか。12月実施の総選挙では与党優勢が伝えられているものの、英中央銀行の金融政策は当面変更なしと予想されている。選挙戦の与党勝利は利上げに直結しないとの見方が多く、リスク選好的なポンド買いがただちに広がる可能性は低いとみられる。

○発表予定の英主要経済指標・注目イベント
・5日 10月マークイットサービス業PMI(9月:49.5)
・7日 英中央銀行MPCが政策金利などを発表(現状維持の予想)

予想レンジ:138円00銭−141円00銭《FA》

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