現在のクルマのフィルター事情 見逃しがちなエアコンフィルター

2019年11月2日 11:17

小

中

大

印刷

エアコンフィルター交換のイメージ。

エアコンフィルター交換のイメージ。[写真拡大]

写真の拡大

 クルマには多くのフィルターが使われているが、ユーザーが自分で比較的簡単に交換できるフィルターは、エンジンオイルフィルター、エアクリーナー、そして近年ではエアコンフィルターの3つが主なフィルターとなっている。その中でエアコンフィルターは、最も手軽に交換できるフィルターだがその存在を知らないユーザーが意外と多い。

【こちらも】簡単洗車の方法 コツと手順は?

 クルマのフィルターの中で、オイルフィルターは昔からオイル交換2回に1回のペースで交換することを推奨されている。エアクリーナーも車検時の24カ月点検整備で整備士がエアクリーナーボックスを開けて状態を確認している。そのため、この2つのフィルターは交換されていることが多い。

 しかし、エアコンフィルターは1年に1回もしくは1万キロに1回の交換を自動車メーカーで推奨しているが、意外とそれ以上使用しているクルマは少なくない。

 エアコンフィルターは、花粉やPM2.5などの外気から導入される異物を補足するほか、エアコンのカビ臭を抑える効果がある。もし交換していなければ、フィルターに詰まったゴミなどでエアコンの利きが悪くなるのと同時に悪臭を放ち、フィルターの目詰まりにより補足できなかった花粉などが室内に入り込みアレルギーを引き起こすことになる。

 現在のクルマは、軽自動車から高級車までエアコンフィルターが装備されていることがほとんどのため、エアコンがいつもより効きが悪いと感じたり、クルマに乗るとアレルギー反応が出るようなら点検してみることだ。

 エアコンフィルターは昔のクルマは装備されていなかったため、古い人には意外となじみが薄いのも事実。また他のフィルターと違い、クルマに致命的なダメージを与えない。それゆえに認知度が低いといえるだろう。

 そこで、クルマを快適に利用するには、エンジンなどのフィルター交換も重要だが、室内空間を快適にするエアコンフィルターの存在も忘れてはならない。

 夏場の暑い時期を乗り越え、最近の度重なる台風でじめじめとした湿気にさらされるなど、過酷な条件下でエアコンフィルターはかなり傷んでいるはず。そこで、冬場のヒーターを使う前のこの時期に、点検することをお勧めする。

 車内の臭いが気になりエアコンの利きが悪いと感じたら、迷わず新品と交換しよう。中には、アレル物質を抑制し尚且つ抗菌作用により花粉、ホコリ、排気ガス、イヤな臭いを除去し、空気をクリーンにする商品も多く販売されているため、自分の好みと予算に合わせて選ぶことができる。

 またエアコンフィルターの掃除についてだが、もともと掃除をしての再使用を前提に開発されていない。ただし、全く掃除ができないわけではない。

 掃除方法は、毛足の長い刷毛を利用し優しくホコリを掃き出すことだ。これ以外の掃除方法は、かえってフィルターの繊維を広げて性能を落とすことになる。よく圧縮空気で吹き飛ばしたり、水洗いをしている人がいるが、見た目がきれいになっていても機能は失われている。

 清掃はこまめにゆるく行うことで、フィルターの寿命を少し伸ばすことができるが、ひどく汚れたものは掃除では対処できないため新しくするしか手はないことも覚えておこう。(記事:小泉嘉史・記事一覧を見る

広告

広告

写真で見るニュース

  • クリスタ長堀の「クラペロ」のオープンイメージ(クリスタ長堀発表資料より)
  • JPL Small-Body Database Browserによる11月18日の「2019UR2」軌道。ここで見ると、地球とほぼ重なっていることが分かる。 (c) NASA
  • 2021年の量産開始が見込まれるメルセデス・ベンツ・eアクトロス(画像: ダイムラー社発表資料より)
  • 洛北阪急スクエアのイメージ(阪急商業開発の発表資料より)
  • トヨタ・ライズ(画像: トヨタ自動車の発表資料より)
  • 「GALAXY CRUISE」の画面イメージ。(c)国立天文台
  • 太陽圏を脱出し星間空間へと到達したボイジャー探査機 (c)  NASA/JPL-Caltech
  • 2019年元旦の初日の出。(画像: 全日空の発表資料より)
  • 「ペット&スパホテル伊豆ワン」の館内コミュニティサロン。(画像: リソルホールディングスの発表資料より)
 

広告

ピックアップ 注目ニュース