そーせいグループは上値試す

2019年10月29日 09:11

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

 そーせいグループ<4565>(東マ)は、GPCR(Gタンパク質共役受容体)を標的として革新的医薬品の開発を目指す創薬ベンチャーである。株価は8月の年初来高値圏から一旦反落したが切り返しの動きを強めている。自律調整を交えながら上値を試す展開を期待したい。

■GPCRを標的として革新的医薬品の開発を目指す創薬ベンチャー

 独自のStar技術とSBDD(構造ベース創薬)プラットフォームを活用し、GPCR(Gタンパク質共役受容体)を標的として革新的医薬品の開発を目指す創薬ベンチャーである。

 買収や提携を活用してパイプラインを拡充し、新規候補薬で世界の大手製薬企業と提携して安定したロイヤリティ収入を確保している。19年12月期第2四半期末時点で15品目以上が創薬段階、7品目が前臨床試験中、8品目が臨床試験中である。

 19年10月には、開発中の配合吸入剤QVM149が、コントロール不良の喘息患者を対象とした第3相IRIDIUM試験において良好な治療結果を示したと発表している。

 19年12月期第2四半期累計の連結業績(IFRS)は、売上収益が前年同期比2.8倍の50億56百万円、営業利益が7億31百万円の黒字(前年同期は37億53百万円の赤字)だった。既存提携先からのマイルストンに関する収益が大幅に増加して営業黒字化した。

■株価は上値試す

 株価は8月の年初来高値圏から一旦反落したが切り返しの動きを強めている。自律調整を交えながら上値を試す展開を期待したい。10月28日の終値は2454円、時価総額は約1889億円である。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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