マラソンで高記録出した選手使用のNikeレーシングシューズに厳しい視線

2019年10月23日 08:50

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記事提供元:スラド

マラソンで次々と高記録が生まれる中、選手が使用しているNikeのレーシングシューズに厳しい視線が注がれているそうだ(The New York Timesの記事GeekWireの記事HYPEBEASTの記事BJSM Blogの記事)。

12日に非公式ながら男子マラソンで初めて2時間を切る記録を出したケニアのエリウド・キプチョゲ選手、翌13日に女子マラソンの世界新記録を出したケニアのブリジット・コスゲイ選手はともにNikeのレーシングシューズ「ZoomX Vaporfly NEXT%」を使用していた。ZoomX Vaporfly NEXT%はミッドソールに反発力が高く軽量なZoomXフォームとエネルギーロスを抑えるカーボンファイバープレートを採用。2017年に前モデル「Zoom Vaporfly 4%」が発売されて以来、使用選手が数多くの高記録を生んでいる。The New York Timesによると、過去13か月間で男子マラソンの歴代トップ5の記録を出した選手はみなVaporflyを使用していたという。キプチョゲ選手は公式の世界記録保持者でもあるが、昨年9月に世界記録を出した際に使用していたのもVaporflyだ。

かつて薄いソールが主流だった長距離用レーシングシューズだが、Vaporflyのソールはかかと部分で31mm。他社も厚いソールのレーシングシューズを発売しているが、特許の壁に阻まれてNikeに追いつけないでいるそうだ。シューズに関する国際陸上競技連盟(IAAF)の現在のルールでは不公平なアドバンテージを与えないこと、すべての人が入手しやすいことが規定されているものの、具体的な基準は設定されていない。そのためBJSM Blogの記事では、ソールの厚さを最大31mmに制限すべきだという意見が紹介されている。最大31mmに設定すれば現在のレーシングシューズはすべて条件を満たす一方で、将来的に靴と認識できないような体の拡張に進化していくことを防ぐことができるとのこと。

IAAFは「ある形のテクノロジーがスポーツの価値に反する補助をアスリートに提供しているのは明らか」だと述べており、この問題を検討するワーキンググループも立ち上げたそうだ。一方、IAAFが規定を強化すれば一般ランナーのためのランニングシューズを改良する機会も失われるという意見も出ているとのことだ。

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※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。

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