【株式市場】日経平均など後場次第に下げ幅を縮め東証2部指数は4日続伸

2019年10月9日 15:40

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

◆日経平均は2万1456円38銭(131円40銭安)、TOPIXは1581.70ポイント(4.80ポイント安)、出来高概算(東証1部)は10億4524万株

 10月9日(水)後場の東京株式市場は、総じて個別物色の展開だったが、信越化学工業<4063>(東1)が次第に下げ幅を縮めるなど、半導体関連株の一角が回復傾向となった。日経平均は135円安で始まり、小動きながら大引けにかけて下値をセリ上げた。前日比での反落幅を縮めた。東証2部指数は高く4日続伸。

 後場は、内需株シフトが言われ、オリエンタルランド<4661>(東1)がジリ高傾向を続け、東宝<9602>(東1)や東映<9605>(東1)なども一段と強含んだ。鉄塔の那須電機鉄工<5922>(東2)が大型の台風19号の接近を思惑材料に活況高。カオナビ<4435>(東マ)は離職予兆の察知などの早期発見に寄与する新機能付サービスが注目されて活況高。夢真HD<2362>(JQS)は事業子会社が外国人の人材受け入れ制度における「登録支援機関」に法務省より認定されたことなどが注目されて一段ジリ高。

 9日新規上場となったアンビスホールディングス(アンビスHD)<7071>(JQS)は、買い気配で始まり、10時39分に4260円(公開価格2800円の52%高)で初値がつき、高値は前場の4450円。終値は4170円。

 東証1部の出来高概算は10億4524万株(前引けは4億8573万株)、売買代金は1兆8035億円(同8200億円)。1部上場2153銘柄のうち、値上がり銘柄数は1070(同621)銘柄、値下がり銘柄数は982(同1408)銘柄。

 また、東証33業種別指数で値上がりした業種は11業種(前引けは2業種)となり、値上がり率上位の業種は、電力・ガス、繊維製品、食料品、水産・農林、建設、倉庫・運輸、陸運、などとなった。

構造不備問題が尾を引くレオパレス21<8848>(東1)や不適切な会計処理の問題があったすてきナイスグループ<8089>(東1)、そして関西電力<9503>(東1)も高い。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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