コープながの、電力小売りに参入 11月から供給開始

2019年10月8日 12:09

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 関東と信越地方の7生協で組織するコープデリ連合会に加盟する長野県のコープながのが、11月から電力小売り事業に参入し、「コープデリでんき」として電力供給を始める。組合員に再生可能エネルギーで発電した電気をより多く提供するのが狙いで、提供する2つのプランとも中部電力の電気料金より割安にしている。

 提供するプランは再エネで発電した電気が約85%を占める「FIT電気」と、再エネ電力の構成比率が約35%でリーズナブルな価格に設定した「ベーシック電気」。

 FIT電気は東京都にある日本生活協同組合連合会の子会社・地球クラブから取り次いで提供し、太陽光、木質バイオマス、風力発電で生産した電力が中心となる。ベーシック電気は滋賀県大津市のエネサーブから調達し、販売する。

 年間での電気料金は、40アンペア契約で1カ月の電気使用量400キロワット時の家庭なら、FIT電気が13万1,892円、ベーシック電気が12万5,856円。この上に燃料調整額、再エネ発電促進賦課金が使用量に応じて必要になるが、中部電力の従量電灯B・C契約に比べ、年間で1,500~7,600円安く料金設定した。

 コープデリ連合会は持続可能な社会の構築を目指し、再エネ電力の利用を推進してきた。コープデリ連合会が事業基盤を整備したうえで、2017年に東京都、埼玉県、千葉県を活動地域とするコープみらい、2018年に茨城県のいばらきコープ、栃木県のとちぎコープ、群馬県のコープぐんまが電力事業に参入しており、加盟生協でコープながのが5例目になる。

 コープながのは1992年、長野県民、長野県学校、長野、南信の4生協が合併して発足した。組合員数約31万人で、2018年度の総事業高約400億円。長野市と安曇野市に店舗を構えるほか、長野県全体をエリアに宅配を提供している。(記事:高田泰・記事一覧を見る

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