アルプスアルパイン、通期予想を下方修正 車載不振や為替が影響

2019年9月29日 07:59

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■売上高・利益ともに下方修正

 アルプスアルパイン(6770)は27日、2020年3月期通期及び第2四半期累計の業績予想を下方修正すると発表した。2Q累計の売上高は従来予想の4,380億円から4,285億円(前年同期比1.2%増)、営業利益は235億円から220億円(同27%減)、最終利益は150億円から60億円(同65.5%減)とした。

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 また、通期予想では、売上高が8,685億円から1.1%減の8,590億円(前年比0.9%増)、営業利益は500億円から3%減の485億円(同2.4%減)、最終利益は315億円から28.6%減の225億円(同1.7%増)と修正した。

■世界的な自動車販売不振と為替の円高が要因

 電子部品製造や車載向け音響通信機器の製造を行うアルプスアルパイン。2017年にアプス電気とアルパインが統合を発表し、2019年より「アルプスアルパイン」として再スタートを切った。

 今回の下方修正は、旧アルプス電気の電子部品事業での市況悪化と為替差損、旧アルパインの車載情報機器事業における為替差損の影響を受けた格好だ。特に電子部品事業では、主力の自動車業界が世界的に軟調で、部品需要が低下している。2Qにおける業績修正を通期業績に反映した形だが、今後の市況変化によっては更なる業績修正の可能性も高い。

■経営改革1期目 統合によるシナジーを模索

 19年1月に「アルプスアルパイン」として統合を果たし、4月26日に第1次中期経営計画「革新的T型企業”ITC101“」を発表した。内容としては、20年3月期から3期間は「経営統合によるコストシナジー」として200億円のコスト削減、新規事業への成長投資によって事業化を加速していく方針だ。

 特に車載向けのカーナビゲーション等は、近年の統合コックピット化への流れもあり、後付けカーナビゲーションへの需要が著しく減少する可能性が高いと言われている。そんな中で、自動車メーカーの開発段階より強く関わっていくことが、初期からの製品採用につながるという目論見が両社の統合へのきっかけであろう。

 引き続き不透明な自動車業界だが、今後の事業展開には注目したいところだ。(記事:拓蔵・記事一覧を見る

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