ダイハツ、オートサロンで公開されたコペンのGRスポーツ版いよいよ正式販売か?

2019年9月20日 09:19

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記事提供元:エコノミックニュース

2019年1月、千葉・幕張メッセで開催した「東京オートサロン」で参考出品された「COPEN GR SPORT CONCEPT」

2019年1月、千葉・幕張メッセで開催した「東京オートサロン」で参考出品された「COPEN GR SPORT CONCEPT」[写真拡大]

 トヨタとダイハツがコラボレーションして東京オートサロンでカスタムモデル「COPEN GR SPORT CONCEPT」が公開されていた。その際、2019年中の販売を目指すとしていたが、9月にはダイハツの販売店とトヨタが展開するGRガレージで予約受注を開始し、10月に発売するという情報が伝わってきた。

 コペンは、新骨格構造「D-Frame」、内外装着脱構造「DRESS-FORMATION」の採用により実現した軽オープン2座スポーツで、これまで「コペン・ローブ」に加え、「コペン・エクスプレイ」「コペン・セロ」を発売している。

 オートサロンで発表したGAZOO Racing CompanyはコペンGR SPORTについて、GRブランドに興味を持つユーザーをターゲットにダイハツと協業でGRシリーズ初めてのケースモデルで、コペンというブランドにGRという味付けが加わることで、また新たなクルマ好きに訴求すると説明していた。

 また、開発にあたっては、これまでユーザーから意見が出ていた走行性能への要望をトヨタとの人材交流などを通じてTOYOTA GAZOO Racingの知見を開発に生かし、ボディの剛性強化や足回りのチューニングを中心に、思い通りに操ることができる気持ちの良い走りを目指して開発を進めていました。

 オートサロン展示車両には、BBSホイールやRECARO製シート、MOMOのステアリングなど非常に人気のあるアフターパーツが採用されており、細かな部分を専用開発するとコストと時間が節約できるからだ、と説明していた。

 トヨタの豊田章男社長はGAZOO Racingの立ち上げ当初から、「是非ともオープンスポーツを手がけたい」と話しており、過去に「86」のオープンをモーターショーで展示もした。しかし、実際の製品化を見据えるとコストや開発の部分に難題が多く、ユーザーが買える価格とほど遠くなるなどの課題がある。そこで、今回のコペンGRオープンとなったようだ。

 GRガレージでの予約受注は現時点で、一部の店舗に限られるといい、インターネットで詳細な情報が流れている。近いうちにダイハツとGRのダブルネームでリリースとなるのは間違いなさそうだ。(編集担当:吉田恒)

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