モルフォの第3四半期は、2ケタ増収増益

2019年9月14日 16:59

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

■通期では利益面での上振れが予想される

 モルフォ<3653>(東マ)の第3四半期は、2ケタ増収増益となった。

 同社は、自社開発のデジタル画像処理技術のグローバルスタンダード化を目指している研究開発先行型企業である。

 今期は、「Vision2021」の策定に伴い、従来事業部別に分散していた営業・開発リソースを集約し、経営資源の効率的な活用と重点領域への集中的な経営資源配分を実行するために、従来の「カメラデバイス事業」と「ネットワー クサービス事業」の事業部体制を改め、会社組織を変更した。また、海外拠点の組織強化とパートナー企業との連携強化を進め、競合他社よりも短期間で付加価値が高い製品・サービスをグローバルに提供できるグループ体制を構築し、海外市場における売上拡大を目指している。

 その結果、19年10月期第3四半期連結業績は、売上高19億22百万円(前年同期比16.7%増)、営業利益4億73百万円(同28.2%増)、経常利益4億42百万円(同23.6%増)、純利益2億74百万円(同25.7%増)となった。

 第3四半期も2ケタの増収増益と好調であったが、通期業績予想は前回予想を据え置いている。

 ちなみに、19年10月期連結業績予想は、売上高28億円(前期比15.8%増)、営業利益5億円(同25.2%減)、経常利益5億円(同24.5%減)、純利益3億Ⅰ2百万円(同32.9%減)と2ケタ増収ながら2ケタ減益を見込んでいる。

 通期業績予想に対する第3四半期の進捗率は、売上高68.6%(前期68.2%)、営業利益94.6%(同55.2%)、経常利益88.4%(同54.1%)、純利益87.8%(同46.9%)と売上高はともかく、利益面での進捗が前期を大幅に上回っていることから、上振れが予想される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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