新興市場銘柄ダイジェスト:ジーダットはストップ高で年初来高値更新、LinkーUがストップ安

2019年9月9日 15:33

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記事提供元:フィスコ


*15:33JST 新興市場銘柄ダイジェスト:ジーダットはストップ高で年初来高値更新、LinkーUがストップ安
<4446> LinkーU 4150 -700
ストップ安。19年7月期決算を発表。営業利益は前期比92.5%増の3.98億円となり、7月の上場時に発表した予想(3.94億円)に沿って着地した。ユーザビリティの向上や効率的な広告宣伝の実施により収益力拡大に努めた。ただ、20年7月期営業利益は6.1%増の4.22億円となる見通しで、伸び鈍化を嫌気した売りが出ている。新しい事業領域進出や大型案件獲得のための投資フェーズと位置付けている。

<6182> ロゼッタ 3405 +70
大幅続伸。6日の大引け後に、オリックス<8591>と人工知能(AI)翻訳「T−4OO」の見込み顧客紹介に関して業務提携すると発表しており、これが好感されている。オリックスの有する幅広い法人顧客ネットワークを活用することで営業基盤を拡大するとともに、自社サービスを通じて、紹介先企業の業務効率化・生産性向上による働き方改革を推進していく方針とのこと。

<6049> イトクロ 2054 +225
大幅続伸。6日大引け後に19年10月期第3四半期累計業績を発表している。営業利益は前年同期比16.7%減の14.92億円と減益だったが、通期予想の14.00億円を上回っていることから好感されている模様。また、子供向け習いごとの情報ポータルサイトを運営するセンジュの株式を取得し子会社化すると発表しており、これも買い材料視されたようだ。

<2160> GNI 2036 +191
大幅反発で年初来高値更新。19年12月期業績予想の上方修正を発表。営業利益見通しは従来の7.57億円から11.68億円(前期は5.68億円)に引き上げた。中国での特発性肺線維症(IPF)治療薬「アイスーリュイ」の売上が下期においても引き続き堅調に推移すると見込まれ、医療機器事業を展開する米子会社Berkeley Advanced Biomaterialsも安定した利益率が見込まれるという。

<3841> ジーダット 1376 +300
ストップ高で年初来高値更新。群馬大学と共同研究契約を締結したと発表している。同社の半導体設計技術と群馬大学のAI(人工知能)技術との共同研究により、設計スキルを組み込んだ、高効率なカスタムLSI(大規模集積回路)設計環境の構築を目指す。群馬大学大学院の高井伸和准教授の研究室では、世界で初めて深層学習と強化学習を回路設計に応用した研究成果があるという。

<4431> スマレジ 2865 +85
大幅反発。6日大引け後に20年4月期第2四半期累計および通期の業績予想の上方修正を発表している。第2四半期累計については、営業利益が前回予想の2.11億円から4.18億円と98.2%増。通期は、同4.89億円から6.42億円と31.2%増。軽減税率補助金申請の駆け込み需要などの効果で売上高が想定を上回る見通しであることに加えて、クラウドサービス機器販売などの売上増加が利益を押し上げたようだ。

<2978> ツクルバ 2160 -80
朝高後マイナス転換。6日の大引け後に19年7月期の営業利益の上方修正を発表。前回予想の0.05億円から0.19億円へと大幅に見直した。ウカモ会員数の増加およびエージェントの育成による成約率の向上が、仲介取引の大幅な増加に大きく寄与した。その他、法人税等調整額0.09億円を利益計上したことも純利益の増加につながった。《ST》

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