NY為替:ドル105.68円、米生産者物価コア指数の予想外の低下で売り優勢

2019年8月10日 09:29

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記事提供元:フィスコ


*09:29JST NY為替:ドル105.68円、米生産者物価コア指数の予想外の低下で売り優勢

9日のニューヨーク外為市場でドル・円は、105円85銭から105円27銭まで下落して105円68銭で引けた。米国の7月生産者物価コア指数が予想外に低下したため米国債券利回り低下に伴うドル売りが優勢となった。また、トランプ大統領が「米国は現状で中国と貿易協定合意する準備はない」とし、9月の米中協議も中止される可能性に言及。さらに、中国の通信通信機器大手ファーウェィと取引しない方針を確認したため、追加関税により米国や世界経済の成長が一段と損なわれるとの警戒感にドル売り・円買いがさらに加速。その後、米当局が大統領の発言に関して、「ファーウェイとのビジネスに関する発言は政府機関による調達禁止のみに言及したもの」と明確化すると警戒感が後退し下げ止まった。

ユーロ・ドルは、1.1188ドルから1.1223ドルまで上昇して1.1201ドルで引けた。ユーロ・円は、118円54銭から118円09銭まで下落。

ポンド・ドルは、1.2088ドルから1.2025ドルまで下落した。英国の4−6月期国内総生産(GDP)が予想外のマイナス成長となったことを嫌ったポンド売りが継続。

ドル・スイスは、0.9745フランから0.9709フランまで下落した。《TN》

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