JAL、2020年4月から採用の新制服を公開

2019年7月24日 06:55

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客室乗務員の新制服(画像: 日本航空の発表資料より)

客室乗務員の新制服(画像: 日本航空の発表資料より)[写真拡大]

  • 地上接客部門の新制服
  • 地上接客部門の新制服(左がラウンジ、右が帰還)
  • 運航乗務員の新制服

 JALは23日、グループで採用する新制服のデザインが決定したと発表、公開した。同社は18年8月23日、2020年4月から制服デザインを一新すると発表していた。

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 航空運送事業に係わる全部門の制服を新たなデザインに変更するもので、該当するのは、客室乗務員、地上接客部門、運航乗務員、整備士、グランンドハンドリングスタッフである。現行の制服は2013年に採用されたものだった。

 客室乗務員の新制服のデザインを手掛けたのはクリエイティブディレクターでデザイナーの江角泰俊氏で、”Hybrid Modern Beauty”をコンセプトに現代的な美しさを表現したという。女性用のワンピースには「バルーンスリーブ」を採用している。JALによれば、このデザインは航空会社では極めて珍しいという。

 スカーフのデザインも一新して大判化し、江角氏が約20色を使い手書きした花を満開にあしらっている。このスカーフと同じストライプのデザインのエプロンも新たに採用された。今回はパンツスタイルの制服も採用されており、ワンピース制服と並んだ際に同じイメージになるようデザインされたという。

 地上接客部門やラウンジススタッフ等の制服もデザインが一新され、運航乗務員については、新たに女性用デザインを導入した。ジャケットはシングルボタンとし、従来のネクタイに替わり折り鶴の展開図をモチーフにしたスカーフを採用している。

 「かりゆしウェア」は沖縄地区において夏季限定で着用されるが、これも同様に江角氏のデザイン監修によるものでその全てが沖縄県内で生産されるという。客室先任かりゆし、客室かりゆし、地上かりゆし、運航かりゆしの4種類がある。

 JALの赤坂祐二社長は「制服というのは企業のシンボルであり、これを変えるのは勇気がいることだ。現制服は2010年の経営破綻以降の再生の象徴で愛着のあるものだが、次のステージに向かっていくきっかけとして変えることにした」と語っている。(記事:kan1713・記事一覧を見る

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