22日の香港市場概況:ハンセン1.4%安で反落、香港・マカオ銘柄に売り

2019年7月22日 18:00

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記事提供元:フィスコ


*18:00JST 22日の香港市場概況:ハンセン1.4%安で反落、香港・マカオ銘柄に売り
週明け22日の香港市場は値下がり。主要50銘柄で構成されるハンセン指数が前営業日比394.14ポイント(1.37%)安の28371.26ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が139.10ポイント(1.28%)安の10770.31ポイントとそろって反落した。売買代金は677億5000万香港ドルとなっている(19日は675億8500万香港ドル)。

内外環境の不透明感を嫌気。米国で0.5%の大幅利下げ期待が後退するなか、先週末の米株が下げた流れを継いだ。香港で社会不安が依然としてくすぶっている事態もマイナス。中国本土への容疑者引き渡しを可能にする「逃亡犯条例」改正問題を巡り、撤回を求める反対派らは21日夜、再び大規模な抗議行動を展開している。香港の中国政府出先機関「中央駐香港連絡弁公室」(中連弁)前に集結し、本土政府機関に初めて直接抗議した。また、複数のメディアは22日、香港デモが発生以来、足元でインバウンド旅客の伸びが鈍化していると伝えている。

ハンセン指数の構成銘柄では、香港系不動産の下げが目立つ。九龍倉置業地産投資(1997/HK)が3.2%安、新鴻基地産発展(16/HK)が2.6%安、新世界発展(17/HK)が2.4%安、恒基兆業地産(12/HK)が1.8%安で引けた。

マカオ・カジノ株も安い。美高梅中国HD(MGMチャイナ・ホールディングス:2282/HK)と銀河娯楽集団(ギャラクシー・エンターテインメント:27/HK)がそろって2.6%、金沙中国(サンズ・チャイナ:1928/HK)が2.1%、澳門博彩HD(SJMホールディングス:880/HK)が2.0%ずつ下落した。

中国金融セクターも売られる。海通証券(6837/HK)が3.2%安、華泰証券(6886/HK)が2.4%安、中国人民財産保険(PICC:2328/HK)が2.2%安、交通銀行(3328/HK)が2.0%安と値下がりした。

他の個別株動向では、心臓・脳血管薬で国内最大手の四環医薬HD集団(460/HK)が10.1%安。同社は19日引け後、中間業績の赤字転落見通しを発表した。ピックアップトラック・SUV生産の長城汽車(2333/HK)も1.8%安。同社は6月中間期の減益見通しを明らかにした。

そのほか、電力設備メーカーのハルビン電気(1133/HK)が24.2%安。TOB(株式公開買い付け)の不成立を売り材料視した。同社は2018年12月、親会社によるTOB計画を発表。親会社の哈爾濱電気集団は1株当たり4.56香港ドルで同社株を買い付ける方針を示していた。ハルビン電気株の終値は2.89香港ドル。

一方、本土市場は反落。主要指標の上海総合指数は、前営業日比1.27%安の2886.97ポイントで取引を終えた。資源・素材株が安い。自動車株、消費関連株、ハイテク株、医薬品株、海運株、金融株なども売られている。半面、本日取引開始したハイテク・スタートアップ企業向け株式市場「科創板」では、上場25銘柄すべてが急騰。なかでも、安集微電子科技(688019/SH)は公募価格の約5倍、西部超伝導(688122/SH)は約4倍、心拍医療(688016/SH)は約3倍などを記録した。

【亜州IR】《FA》

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