中国、小学生向けの国語教科書から神の存在を示す表現などを削除

2019年7月8日 17:59

印刷

記事提供元:スラド

 中国の小学生向け国語教科書に掲載されている外国文学作品では、「神」や「聖書」に関する記述が削除・改変されているそうだ(朝日新聞)。

 たとえば、「マッチ売りの少女」ではセリフ中の「神様」という言葉が削除されて別の言葉に置き換えられているという。また、「ロビンソン・クルーソー」では聖書などに関する部分が削除されているそうだ。そのほか「安息日」「礼拝」「キリスト」などの単語も別のものに置き換えられているという。

 BITTER WINTERによると、中国政府は学校における反宗教的動きや検閲・思想教育を強めており、クリスマスのボイコットなどを行わせていたほか、宗教や中国共産党にとって都合の悪い単語・言葉・歴史を教えないといった状況になっているという。

 スラドのコメントを読む | YROセクション | 検閲 | 変なモノ | 中国

 関連ストーリー:
中国で香港関連のニュースやSNS投稿が一斉に規制される 2019年06月14日
中国のApple Music、天安門事件に関連するとされる曲を検閲 2019年04月16日
中国政府、国内のTwitterユーザーを一斉摘発? 2019年01月17日
中国ではゲームの予告編映像からも「くまのプーさん」が消される 2018年11月22日

※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。

関連キーワード

関連記事