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今週のマーケット展望「ISM製造業景気指数の悪化を警戒」~マネックス証券チーフ・ストラテジスト広木隆氏(高井ひろえ)
*09:38JST 今週のマーケット展望「ISM製造業景気指数の悪化を警戒」~マネックス証券チーフ・ストラテジスト広木隆氏(高井ひろえ)
こんにちは、フィスコマーケットレポーター高井ひろえの「マネックス証券の気になるレポート」です。昨日は、トランプ米大統領が北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)委員長と板門店で面会を果たし、大きな話題となりましたね。両首脳が会うのは3回目となり、非核化協議を再開することで合意したようです。さて、マネックス証券の「メールマガジン新潮流」が、7月1日に配信されました。そのなかから今回は、同証券のチーフ・ストラテジスト、広木隆氏のレポート「今週のマーケット展望」の内容をご紹介いたします。
まず広木さんは、米中首脳会談の結果について、『米国と中国は途絶えていた貿易協議を再開することになった。米国は3千億ドル分の中国製品への追加関税第4弾の発動を見合わせる。これはほぼ市場の予想通りだが、ポジティブなことには違いない』と分析しています。
また、『華為技術(ファーウェイ)への部品販売も認める方針だとこのタイミングで米側が明らかにしたのも市場にはうれしい話だ』として、『なにしろ先日、マイクロンがファーウェイ向け輸出を一部再開したとのニュースで株価が大きく上昇した。半導体、電子部品関連株に買い戻しが入るだろう』と示唆しています。
週明けの相場については『米中協議再開のグッドニュースを受けて上昇して始まるだろう』と考察しながらも、『問題は持続力だ』と指摘。続けて、『しかし、GW(ゴールデンウィーク)明けの米中対立激化を受けて下げたのだから、米中対立が緩和に向かうなら下げた分を取り戻すと考えるのが普通だ。5月は4週連続下げ、6月は4週連続して上昇したが5月の急落分のやっと半値戻しだ。7月いっぱいをかけてGW後に空けた窓を埋めにいく展開か』と予想しています。
そして、『まず今週は一目均衡表の雲の上に出ること、すなわち2万1500円台に乗せることを試す。そのすぐ上には上方から垂れてくる200日移動平均がある。そこをクリアできるかが焦点だ』と指摘しています。
週初には日銀短観の発表がありますね。こちらについては、『大企業製造業の景況感が2四半期連続で悪化の見込みだが、想定の範囲内なら相場への影響は限られる』と考察し、『むしろ心配なのは米国のISM製造業景況感指数だ』と述べています。
ISM製造業景況感指数については、『市場の予想は3ヶ月連続低下の51だが、先行指標とされるシカゴ購買部協会景気指数は市場の予想を大幅に下回って50を割った。ところがシカゴとISMは意外に連動してなくて過去6ヶ月のうち、前月比の増減で符号が逆になったのは5回もある。だから今回、意外にISMは50割れを回避できるかもしれないが、メインシナリオはやはり大幅悪化と置かざるを得ない』と分析しています。
そうなった場合は、『利下げ期待の一層の強まりと米国景気の鈍化でドルには売り圧力がかかり円高が日本株の重石となるだろう』と示唆する一方、『しかし、それは週末の雇用統計で修正される可能性が高いと見ている』との見解を伝えています。
広木さんは、『全米の雇用全体からみれば製造業の割合は低い』といいます。『ISMが昨年夏でピークを打って低下基調にある中でも、雇用者数の前月比は大きく伸びたり落ち込んだりとISMと無関係に増減してきた』として、『今回も前回低調だった反動で市場の予想通り18万人程度の増加となるのではないか』とみているようです。
加えて、『そうなれば過度な利下げ期待は修正されるだろう。4日が独立記念日なので金曜日はそのまま休暇に入っている人も多く、市場参加者が少なくなりそうなだけに相場が荒れやすいことには注意したい』と伝えています。
最後に、今週の予想レンジについて『2万1200円~2万1700円とする』とまとめています。
参考にしてみてくださいね。
高井ひろえの「気になるレポート」はマネックス証券の「メールマガジン新潮流」に掲載されたレポートを高井ひろえの見解で注目し、コメントしています。レポート発行人との見解とは異なる場合があります。詳細は発行人のレポートをご確認くださいね。
フィスコマーケットレポーター 高井ひろえ《HH》
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