こゆ財団とマイネム、笑顔で感染症を予防する社会実験を開始

2019年6月28日 17:19

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エミーウォッシュ(画像: こゆ地域づくり推進機構の発表資料より)

エミーウォッシュ(画像: こゆ地域づくり推進機構の発表資料より)[写真拡大]

 稼いだお金を地域の教育に再投資する活動を行う、こゆ地域づくり推進機構(宮崎県新富町、以下こゆ財団)は、ベンチャー企業のマイネム(東京都港区)と手を組み、笑顔で感染症を予防するプロジェクトを30日からスタートする。

 こゆ財団は2017年、新富町が旧観光協会を法人化した地域商社。1粒1,000円のライチなど、ブランド化した地元の農産物の販売で得た収益を、地域の教育や新事業再投資している。この活動が認められ、2018年には内閣府・内閣官房の地方創生優良事例として選ばれた。

 また慶應義塾大学大学院SDMメンバーが提唱する貨幣観、「エミー(笑み)&ゼニー(銭)」に基づき、「稼ぐ」ことと、「人生を充実させて笑う」ことの両方が実現できる街づくりを進めている。

 一方のマイネムは、人の笑顔で除菌液が出るディスペンサー「エミーウォッシュ」を開発。その売上の一部を利用して、世界中の感染症に苦しむ人にエミーウォッシュと除菌液を贈っており、笑顔が笑顔を拡げる試みを行っている。

 この両者が連携した今回のプロジェクトでは、エミーウォッシュの普及で感染症を予防し、さらに笑顔の輪も拡げ、地域や経済が活性化する社会実験を行うという。

 プロジェクトの第1弾は、「第1回47都道府県のエミー(笑顔)インスタグラムフォトコンテスト」を実施。応募方法は、地域の特産品と笑顔の写真に必要事項を添えて、インスタグラムのエミー公式アカウントに投稿する。締切は9月30日。10月にグランプリ発表となり、優秀者には、ご当地特産品ほか協賛社からの賞品が贈られる。

 こゆ財団とマイネムは、今回の協働プロジェクトをきっかけに、今後もエミーウォッシュの普及と地域活性化の実装を進めながら、世界中に笑顔と健康を拡げる活動を続けるという。

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