NY為替:ユーロ反発、トランプ米大統領が米政策金利水準を批判

2019年6月12日 06:33

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記事提供元:フィスコ


*06:33JST NY為替:ユーロ反発、トランプ米大統領が米政策金利水準を批判
11日のニューヨーク外為市場でドル・円は、108円80銭まで上昇後、108円44銭まで下落し、108円52銭で引けた。トランプ米大統領が「政策金利が高すぎる」と米連邦準備制度理事会(FRB)の金融政策を批判したことに加えて、5月米生産者物価指数(PPI)が低迷し、米債利回りの低下に伴うドル売りが優勢になった。また、トランプ米大統領が中国との貿易協議で協定が良い内容でなければ合意しないと警告したため、リスク回避の円買いも観測された。

ユーロ・ドルは、1.1302ドルまで下落後、1.1337ドルまで上昇し、1.1326ドルで引けた。トランプ米大統領が「ユーロや他通貨は対ドルで切り下げられており、米国が不利になっている」と欧州の通貨政策を批判したため、ユーロの買戻しが優勢となった。ユーロ・円は、123円18銭まで上昇後、122円74銭まで反落。ポンド・ドルは、1.2692ドルから1.2736ドルまで上昇。ドル・スイスは、0.9937フランまで上昇後、0.9912フランまで反落した。《MK》

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