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エアドゥは26日、搭乗者数3,000万人を達成し、28日に新千歳空港においてその記念式典を開催した。午前の羽田行き16便を記念セレモニー便とし、乗客の代表に記念品を贈呈。またセレモニー便の搭乗者全員に北海道産の「北海道チーズおかき」詰合せが贈られた。
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3,000万人という数字は、1998年12月の就航以来20年5カ月かけて達成した累計数字で、共同運航をしているANAの販売数を除いた「自社発券分」のみのものだ。累計搭乗者数1,000万人は2008年11月に、2,000万人は2014年7月にそれぞれ達成している。
記念式典において、同社の谷寧久社長は「北海道の翼として、利用者の期待を超える感動を提供したい」とし、「搭乗者4,000万人、5,000万人はもっと早いタイミングで迎えられるのではないか」との期待感を示した。
今回の達成を記念し、会員プログラム「My AIRDO」の利用者を対象にした「3,000万人達成キャンペーン」も実施する。通常は特典航空券に座席数制限を設けているが、6月24日から30日までのキャンペーン期間中に限り、対象便に空席があれば予約できるようになる。
エアドゥは、1996年11月に「北海道国際航空株式会社」として設立され、1998年12月に新千歳空港~羽田間で就航。経営不振のため、2002年6月に東京地方裁判所に民事再生法の適用を申請し、その後は、全日空の支援を受けて経営を再建した。2012年10月には、それまでの愛称であった「AIRDO」に商号変更している。
一時の経営破綻を乗り越え、現在では新千歳~羽田路線に加え、北海道各地を中心に岡山・神戸・名古屋などにも路線を拡大、北海道と本州を結ぶ航空会社として確固たる地位を築いている。また1998年の初就航以来、重大な事故やトラブルは一切無く、現存の航空会社の中では高い安全性も誇っている。(記事:kan1713・記事一覧を見る)
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