起業時の資金調達に、日本政策金融公庫の新創業融資制度がおすすめな4つの理由

2019年5月14日 17:13

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 起業するときに一番頭を悩ませるのは、資金調達だろう。資金の確保は起業時の絶対条件である。資金が確保されることで事業が回るだけでなく、精神面も安定し事業に専念できるからだ。経営者に一番必要な能力と言われるほど、事業をする上で資金調達は大切なスキルである。

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 起業時の資金調達方法はいくつかあるが、お勧めしたいのは、日本政策金融公庫から融資を受ける方法である。中小企業経営者や個人事業主が、起業時に銀行から融資を受けられる可能性は極めて低い。実績と信用がないからだ。銀行から融資を受けられなかった起業家や経営者をサポートするのが日本政策金融公庫の役割で、新創業融資制度では運転資金1,500万円を含む最大3,000万円まで融資を受けることができる。

 日本政策金融公庫をお勧めする理由は、「金利が安いこと」、「他の金融機関でNGでも審査が下りる可能性があること」、「起業後に他の金融機関からの融資も受けやすくなること」、「事業のアドバイスを受けることができること」。以上の4つが挙げられる。

 まず日本政策金融公庫は、他の金融機関に比べて、圧倒的に低金利である。ノンバンク系であれば年利10%を超えることもよくあり、銀行から借り入れた場合でも、5~10%程度になることが多いだろう。ところが日本政策金融公庫の場合、事業者によりもちろん異なるが、新創業融資の年利は1.11〜2.90%となっているため、金利を払うのに精一杯で元金が全く減らないという事態を避けることができる。

 2つ目は、他の金融機関に比べて審査基準が易しいことだ。起業前、起業して間もない個人事業主や中小企業の経営者は、銀行から融資を受けられない可能性が高い。しかし日本政策金融公庫の理念が、他の金融機関から融資を受けられない個人事業主や中小企業を支援して地域活性化に貢献することであるため、起業時でも審査の可決率が高い。また少し年利は上がるが、無担保・無保証人でも融資を受けることができるのも、大きなメリットだ。

 次に、一度日本政策金融公庫から融資を受けた実績があると、他の金融機関からの融資も受けやすくなるというメリットがある。会社または個人に対する信用度が増すからだ。起業時に審査基準の低い日本政策金融公庫からの融資を受けておくことで、起業後の資金繰りも安定するだろう。

 最後に、これは私の経験からだが、日本政策金融公庫の担当者は融資後も親身になって相談に乗ってくれる。事業の発展や今後の事業展開についても、有益なアドバイスを与えてくれる。専属の税理士や中小企業診断士なども在籍しているため、起業して間もない人たちにとっては、とても心強い味方になってくれるだろう。

 当然、デメリットもある。審査期間が3週間から1カ月と長いので、今すぐ資金が必要な人には向かない。しかし審査期間のデメリットがあるとしても、メリットの方がはるかに大きい。起業資金を準備するなら、まずは日本政策金融公庫からの創業融資を考えてみると良いだろう。

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