アルチザネットワークスは調整一巡、20年7月期以降の収益改善期待

2019年5月3日 15:54

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

 アルチザネットワークス<6778>(東2)は、携帯電話基地局や交換機向けの通信計測機を主力としている。19年7月期は赤字予想だが、5G関連の需要増加で20年7月期以降の収益改善を期待したい。株価は年初来高値圏から急反落したが、調整一巡して戻りを試す展開を期待したい。

■通信計測機が主力

 通信インフラ構築に使用される通信計測機開発、通信インフラ保守・運用管理などのネットワーク・マネジメント・システムを展開している。携帯電話基地局や交換機向けの通信計測機を主力としている。事業区分はモバイルネットワークソリューション、IPネットワークソリューションとしている。

■19年7月期赤字予想だが20年7月期以降の収益改善期待

 19年7月期連結業績予想は、売上高が18年7月期比11.3%増の26億円、営業利益が1億50百万円の赤字(18年7月期は6億72百万円の赤字)、経常利益が1億48百万円の赤字(同6億74百万円の赤字)、純利益が1億68百万円の赤字(同8億56百万円の赤字)としている。

 第2四半期累計が35.8%減収となり、進捗率も低水準の形だが、通期ベースでは、モバイルネットワークソリューションにおいて第3四半期と第4四半期に受注済み5G案件の売上計上を予定し、全体として2桁増収予想である。利益面では赤字が残るが、増収効果などで赤字幅は18年7月期に比べて大幅縮小する見込みだ。

 5G関連の需要増加で20年7月期以降の収益改善を期待したい。

■株価は調整一巡

 株価は4月5日の年初来高値1379円から急反落したが、調整一巡して戻りを試す展開を期待したい。4月26日の終値は1061円、時価総額は約101億円である。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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