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大麻合法化の流れ受け大麻育成機器への投資が進む 米国
あるAnonymous Coward曰く、 米国の起業家たちの間で、大麻育成機器に対する投資競争が進んでいるという。
米ニュージャージー州では大麻の合法化が進められているが、NJ Advance Mediaによるとこれは10億ドル規模の市場を生み出すという。大麻は俗に「weed(雑草)」と呼ばれるが、実際には大麻の栽培は雑草とは異なり手間が掛かる。寒さ暑さに弱く、真菌感染症に非常に敏感、水を与えすぎても病気になりやすい。このため伝統的な育成方法では、生産コストが掛かりすぎるのだという。
イスラエルとメリーランド州を拠点とする新興企業「Seedo」は、ロボット工学を使った大麻育成環境の研究を進めている。Seedoの大麻育成用コンテナには空気中のバクテリア、ウィルス、カビを濾過するシステムが備えられており、これによって清浄化されたコンテナ内でロボットを使って大麻を育てるという。
このSeedoコンテナは1個15万ドルほどと高価だが、伝統的手法で栽培される大麻の場合、通常10%から20%ほどが病気にかかるのに対し、このコンテナではその損失を5%未満に減らことができるという。
さらに1000平方メートルの大麻農園では年間600キログラムの大麻が生産されているが、16個のSeedoコンテナは同じ面積で16個のコンテナが設置可能で、年間2.4トンの大麻が製造可能だという。さらに5段分の積み重ねが可能になるため、最大12トンもの大麻が製造可能だとしている(Slashdot)。
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※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。
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