【銘柄フラッシュ】エクストリームなど急伸し幸楽苑HDやショクブンは株式需給の思惑で高い

2019年4月11日 07:01

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

 4月10日は、スルガ銀行<8358>(東1)が16.3%高となり、東証1部銘柄の値上がり率トップ。「スルガ銀行が家電量販店大手のノジマなど4陣営と支援の交渉に入ったことが9日、分かった」(日本経済新聞4月40日付朝刊)と伝えられ、期待が集まった。ただ、りそなHD<8308>(東1)は大引け2.4%安となり、SBIホールディングス<8473>(東1)も0.5%安、ノジマ<7419>(東1)も2.1%安。

 エスクロー・エージェント・ジャパン<6093>(東1)は7.4%高となり出直り拡大。9日の取引終了後に2月決算を発表し、今期の見通しを大幅増益転換としたことなどを材料視。

 幸楽苑HD<7554>(東1)は6.1%高となり5日続伸。高値を更新。3日発表の月次売上高(3月分)が注目され、信用売り残が買い残の27倍近くに膨れていることなどがも思惑視。

 ショクブン<9969>(東2)は日証金が4月3日の取引から貸借取引規制を発動したことにより株式需給が上げ賛成型になるとされ出直り継続。ケミプロ化成<4960>(東2)は7.4%高となり、今期の利益急回復の期待に加え、兼俊寿志新社長(4月1日就任)の社長あいさつ(同社ホームページ)に「適正な株主還元」などとあることに注目する様子が。

 エクストリーム<6033>(東マ)はストップ高の500円高(24.3%高、2552円)となり、スマホ向け新ゲームのダウンロード数が配信開始1週間で150万DLに急増とされて注目集中。キャンバス<4575>(東マ)もストップ高の150円高(20.7%高、874円)となり、米国アトランタで開催中の米国癌研究会議(AACR)年次会議で抗がん剤候補化合物「CBP501」の臨床試験(フェーズ1b試験)のデータなどを公表との発表が連日材料視されて2日連続ストップ高。

 多摩川HD<6838>(JQS)は2日連続ストップ高の150円高(15.8%高、1101円)となり、引き続き子会社の多摩川電子が「5G」時代に最適とされる「ミリ波」対応機器の受託開始などとの発表が注目されて年初来の高値を更新。シンバイオ製薬<4582>(JQG)は4.8%高となり、トレアキシン液剤の治験にかかわる最初の患者登録を完了との発表が好感されて出直りを拡大した。(HC) (情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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