机の裏に設置可能 机の上をワイヤレス充電器に変える「deskHack」登場

2019年4月7日 10:05

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「deskHack」(CIO発表資料より)

「deskHack」(CIO発表資料より)[写真拡大]

  • 利用イメージ。

 CIO(大阪府守口市)は5日、机にスマートフォンを置くだけでQi無線充電が可能になる次世代型充電器、deskHackの先行販売を開始したと発表した。先行販売は国内最大級のクラウドファンディングサービスMakuakeで行われており、開始後約1時間で目標額の30万円を達成するなど、ユーザーからの期待も大きい。

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 deskHackの使い方は簡単だ。普段使用している自宅の机や職場のデスクの裏側に、deskHack本体を設置するだけでいい。これだけで、机の上がスマホやイヤホンなど、ワイヤレースチャージに対応しているデバイスの充電器に早変わりする。わざわざコンセントの近くに行く必要もなければ、机の上に不格好な充電スペースを確保する必要がなくなる。

 deskHackと一般的なQi対応の無線充電器との大きな違いは、両者の対応距離にある。一般的なQi充電器は充電器から2~3mm離れるだけで充電が切断されてしまう。しかしdeskHackの場合は12~32mmの長距離Qi充電に対応しているため、ある程度分厚さのある机の天板を挟んでいても、無線充電が可能になるというわけだ。

 最大距離が32mmとなっているため、一般的な机のほとんどに設置することができる。また対応している机の素材も幅広く、木・ガラス・プラスティック・石・樹脂など、机に使用される代表的な素材のほとんどをカバーする。しかしQi充電の仕様上、金属製の机や金属製のスマホケースを着用している状態では充電することができない。Qi充電の安全装置が作動してしまうからだ。

 またdeskHackは急速充電も可能としているため、充電完了まで何時間も待ち続ける必要はない。Androidなら10W、iPhoneの場合は7.5W充電に対応している。ユーザーの声次第ということだが、スマホとの距離が40mmや50mmでも対応可能な製品を作ることは可能とのことだ。同社によれば、実際に要望が多ければ別途製造する計画という。

 一般販売時の定価は8,618円(税込)が予定されているが、Makuake限定の早々割を利用すれば25%OFFの6,480円(税込)で入手することも可能だ。数量限定となっているため、興味がある場合は早めに確認することをおすすめする。

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