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年金資金等の流入は期待されるところ【クロージング】
*16:14JST 年金資金等の流入は期待されるところ【クロージング】
3日の日経平均は反発。207.90円高の21713.21円(出来高概算12億9000万株)で取引を終えた。寄り付き直後に21489.95円と下げに転じる局面もみられたが、その後は強含みの展開となり、前日の陰線形成を吸収する格好となった。買い先行後はこう着感の強い相場展開になるかに思えたが、前場半ばには米中貿易協議について、両国の交渉担当者は大半の問題を解消したと、英祇フィナンシャル・タイムズが伝えたことが支援材料となった。さらに中国の3月の非製造PMIが前月から上昇したことも安心感につながったとみられる。225型のインデックス主導ではあるが、後場も高値圏での推移が続いた。
東証1部の騰落銘柄は値上がり数が1400を超えており、全体の7割近くを占めている。セクターでは海運が2%を超える上昇となったほか、証券、非鉄金属、機械、電気機器、化学、保険、繊維、ガラス土石が上昇。一方で水産農林、石油石炭、食料品、電力ガス、医薬品が小安い。指数インパクトの大きいところでは、ファーストリテ<9983>が1社で日経平均を100円超押し上げたほか、ファナック<6954>、東エレク<8035>、信越化<4063>が堅調。一方で、中外薬<4519>、アステラス薬<4503>、第一三共<4568>が重石となっている。
米中貿易協議についての報道については目新しいものではなかったが、タイミングとしてはこの報道に反応した格好となった。その後も中国の非製造業PMIの伸びなども支援材料につながった格好であろう。楽観視は禁物ではあろうが、前日の米国市場では2月の耐久財受注統計で設備投資の先行指標となる非国防資本財の受注が、過去4カ月で3度目の減少となったが、市場は嫌気せずに金融緩和期待を高める格好となった。センチメントは不安から改善傾向にあると考えられ、景気敏感セクターへのリバランスが続く可能性がありそうだ。
今日のところはファーストリテが押し上げた感は強いが、今後TOPIX型主導での上昇に向かうことが出来れば、日経平均の21000-21800円レベルのもち合いレンジからの上放れが期待されてくることになろう。10連休まで1カ月を切っており、積極的にポジションを積み上げる動きは限られるであろうが、短期筋はポジション調整を迫られるものの、長期姿勢である年金資金等の流入は期待されるところである。《CN》
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