HARE、2019年秋冬コレクション発表 表裏の曖昧さが生んだ美しさと自由

2019年3月24日 23:27

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記事提供元:ファッションプレス

 HARE(ハレ)が、2019年秋冬コレクションを2019年3月21日(木・祝)に渋谷ヒカリエにて発表した。

■リバースすることで見える装いの楽しさ

 テーマに掲げたのは「リバース」。反対や反転、裏側を示す言葉だ。物事の“裏”にある普段は気づかぬ美しさや秘密を引き出すこと、うちに秘めた繊細さや思いを表に出すこと、そして単純に服の表裏や前後を逆すること。リバースによって境界が曖昧になったファッションは、服を纏うことをより自由にし、より楽しくさせる。

 まず、顕著に表れたのは、表裏の境界線の曖昧さ。ジャケットは、ハーフライニングの部分がストームシールドのようにあらわになっていたり、ポケットが飛び出していたり。コートも同じようなフォルムで、トレンチコートはそのまま裏返しにしたようなデザインで、パイピング部分が装飾として生きている。その中には、リバーシブルとして機能するアイテムも存在している。

 ボトムスで言うと、一見クリーンなメンズスラックスは、縫い代がサイドラインのように施され、デニムパンツも裏返し風。ウィメンズのマーメイドスカートは、柔らかなシルエットを構成するパターンの縫い目が、まるでプリーツスカートかのように表に現れ、新たな魅力を発揮している。

 スタイリングで表現した「リバース」は、例えば、厚手のニットの上に軽やかなクロップドシャツを羽織ったルック。そして、厚手のダウンベストは、下にあわせるのではなく、MA-1の肩を落として重ねてた。通常とは逆発想のレイヤードは、見慣れたアイテムをも新鮮に感じさせる。

■サムライアロハとのコラボレーション

 ランウェイ後半に登場したのは「サムライアロハ(Samurai ALOHA)」とのコラボレーションだ。着物を用いて「日本の生活美が生み出した文化に、新たな息吹を吹き込んで現代に伝えていく」というサムライアロハの活動に共感して実現した、このコラボレーションにはもうひとつのリバース=rebirthの意味を込めている。表裏を逆にしたトレンチコートの背中には、軽やかにゆれる和柄が採用された。

※本記事はファッションプレスニュースから配信されたものです。ファッションプレスでは、ブランド、デザイナー情報、歴史などファッション業界の情報をお届けしています。

関連キーワードコラボレーション渋谷ヒカリエHARE(ハレ)2019年秋冬コレクション

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