くら寿司、19年10月期第1四半期は客数の伸び悩みで苦戦 29%の減益に

2019年3月8日 09:16

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 くらコーポレーション【2695】は5日、2019年10月期第1四半期(2018年11月~19年1月)決算を発表、売上高は前年同期比2.0%増の335億400万円と増収だったが、営業利益は同30.7%減の12億1,000万円、同29.0%減の純利益は8億3,000万円と大幅な減益となった。通期の連結業績予想については従来予測をそのままとし、売上高は前期比4.0%増の1378億1300万円、営業利益は同3.8%増の71億3300万円、純利益は同1.2%増の51億9000万円としている。

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 同社は大阪府堺市に本社を置く、大手回転寿司チェーン。創業は1977年で、1995年に現在の社名となる。商品の管理システムを早くから導入し、現在は国内外合わせて400以上の店舗を展開している。従業員はパート、アルバイトを含めて1万人を超えている。

 第1四半期には、「極上寿司」のフェアを毎月実施し、それに合わせてアニメキャラクターグッズの抽選を開催するなど販売促進を進め、新規でも8店(国内5、米国1、台湾2)を出店した。

 一方で、客足は伸び悩んでおり、既存店の客数は11月~1月のいずれも前年を割り込んでいる。客単価に関しては前年同期を上回ったが、伸び率は前年に比べ落ち込んだ。さらに2月には同社従業員による悪質な行為がインターネット上で公開され、その悪影響も懸念される。

 今後の展開としては、3月より新商品としてハンバーガーを1個250円(税別)で導入する。このメニューはこれまで食品ロスとなっていた魚肉を使用し、経費を節約できる商品として開発された。同社はこれまでも同業他社と比べ、寿司以外のメニューで幅広い展開をしており、ハンバーガーは子供や若年層に人気のあるメニューであることから、客数や客単価の改善に貢献することが期待される。(記事:福井廉太・記事一覧を見る

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