サンリオ「ハローキティ」がハリウッドで映画化へ

2019年3月7日 21:13

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ハローキティ。(画像:サンリオ発表資料より)

ハローキティ。(画像:サンリオ発表資料より)[写真拡大]

 サンリオの「ハローキティ」がハリウッド映画になるという。製作はニュー・ライン・シネマとフリン・ピクチャー、配給はワーナー・ブラザースで、全世界配給。ただ公開時期はおろか、実写で撮るのかCGにするのかはたまたアニメなのか、ということすら未定だとのことである。

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 ハローキティは、1974年、日本でサンリオによって生み出された、猫をモチーフとしたキャラクターである。サンリオのコメントによれば、「友情のシンボル」であるという。過去にも映像作品化されたことはあり、国内で映画化・公開された作品が数点あるほか、テレビアニメも作られており、長いものだとテレビ朝日系列で1987年から2008年まで『ハローキティ』の題で放映されている。またアメリカでも、アニメ化されたという例は既にある。

 製作のニューライン・シネマは半世紀以上に渡りその歴史を歩んできた映画制作会社で、代表作はアカデミー賞に輝いた『ロード・オブ・ザ・リング』三部作。同社のコメントでは、世界中で愛されてやまないキャラクターの映画化に携わり、時代を越えた知的財産の可能性を探求できる機会を得たことを名誉に思う、彼女がこの冒険でどこに向かうのか楽しみである、とのことで、まだどういった作品になるのか、という具体的な点についてはやはりクリアではないようだ。

 フリン・ピクチャーは映画製作プロダクションである。現時点でこれまで12年以上に渡り、ニュー・ライン・シネマならびにワーナー・ブラザースとパートナー関係にある。代表作は『カリフォルニア・ダウン』。フリン・ピクチャーからのメッセージには若干の具体性があり、「ポジティブで家族向けの価値観」を体現するハローキティのメッセージを世界的に発信するには絶好のタイミングであり、サンリオからの信任が得られたことは大変光栄に思う、とのことである。(記事:藤沢文太・記事一覧を見る

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