14日の香港市場概況:ハンセン0.2%安で4日ぶり反落、業績不安で舜宇が5.0%安

2019年2月14日 18:00

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記事提供元:フィスコ


*18:00JST 14日の香港市場概況:ハンセン0.2%安で4日ぶり反落、業績不安で舜宇が5.0%安
14日の香港市場は値下がり。主要50銘柄で構成されるハンセン指数が前日比65.54ポイント(0.23%)安の28432.05ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が28.75ポイント(0.26%)安の11170.35ポイントとそろって4日ぶりに反落した。売買代金は1038億2800万香港ドルと高水準が続いている(13日は1210億1200万香港ドル)。

利食い売り圧力が意識された。ハンセン指数は13日まで3日続伸し、足元では約半年ぶりの高値水準を回復している。ただ、大きく売り込む動きはみられない。米中通商協議を巡るポジティブニュースが前引け近くに伝わり、指数は下げ幅を縮小させている(ハンセン指数は一時0.8%安)。米政府が定めた制裁関税引き上げ期限が3月1日に迫るなか、「期限の60日間先送りを検討する」と米関係者の話として報じられた。14~15日にかけた閣僚級通商協議は、北京で開かれている。なお取引時間中に、今年1月の中国貿易統計が発表された。輸出・輸入の伸びはそろって上振れている。

ハンセン指数の構成銘柄では、光学部品メーカーの舜宇光学科技(2382/HK)が5.0%安、ブタ肉生産で世界トップの万洲国際(WHグループ:288/HK)が3.6%安、不動産デベロッパー大手の碧桂園HD(2007/HK)が3.2%安、小型電子部品メーカー大手の瑞声科技HD(AACテクノロジーズ・ホールディングス:2018/HK)が2.9%安と下げが目立っている。舜宇光学に関しては、「2018年12月期(本決算)業績は12~15%減益に落ち込む」との見通しを発表したことが嫌気された。10年ぶりの減益となる。

業種別では、中国の不動産セクターがさえない。上記した碧桂園のほか、中国恒大集団(3333/HK)が3.6%、広州富力地産(2777/HK)が2.4%、華潤置地(1109/HK)が1.50%ずつ下落した。

本土系金融セクターも売られる。広発証券(1776/HK)が2.8%安、海通証券(6837/HK)が0.9%安、中国人寿保険(チャイナライフ:2628/HK)が2.2%安、衆安在線財産保険(6060/HK)が1.7%安で引けた。

他の個別株動向では、化粧品販売店をチェーン展開する莎莎国際HD(ササ・インターナショナル・ホールディングス:178/HK)が9.1%安と大幅続落。春節(旧正月)期間中に、香港・マカオでの全店売上高が振るわなかったことを嫌気した。

半面、空運・紙パルプセクターはしっかり。中国南方航空(1055/HK)が3.4%、中国東方航空(670/HK)が2.2%、中国国際航空(753/HK)が1.4%、玖龍紙業(2689/HK)が3.1%、理文造紙(2314/HK)が1.0%ずつ上昇した。

一方、本土市場は6日ぶりに反落。主要指標の上海総合指数は、前日比0.05%安の2719.70ポイントで取引を終えた。金融株が下げを主導。石油株や石炭株、非鉄株なども売られた。半面、医薬品株、ハイテク株、不動産株、消費関連株、海運株なども物色されている。テクノロジーなど新興企業株で構成される深セン創業板指数は0.3%高と続伸。約2カ月ぶりの高値水準を回復した。

【亜州IR】《FA》

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