【株式評論家の視点】SKIYAKIは3月15日に本決算を発表、総会員数は順調に伸びる

2019年2月8日 08:54

印刷

記事提供元:日本インタビュ新聞社

 SKIYAKI<3995>(東マ)は、2017年10月26日に東京証券取引所マザーズに上場。同社は、プラットフォーム事業、コンサート・イベント制作事業、旅行・ツアー事業を行っている。ファンのためのワンストップ・ソリューションプラットフォーム「SKIYAKI EXTRA」を中核として、アーティストに係るファンクラブサービス(FCサービス)、アーティストグッズ等のECサービス及び電子チケットサービス「SKIYAKI TICKET」、オンデマンドグッズサービス「SKIYAKI GOODS」、映画・映像製作、旅行・ツアー事業、コンサート・イベント事業を展開している。  同社は、FCサービス、アーティストグッズ等のECサービス及び電子チケットサービス「SKIYAKI TICKET」の取扱いアーティスト数及び提供サービス数を増やし、取引規模を拡大させている。また、FC、EC、TICKET、旅行及びイベント等の既存サービスに加え、スマートフォン向けキャッシュレス決済サービス「SKIYAKI PAY」のリリースや、事業譲受によるライブ・イベントの同行者を探せるSNSサービス「AMIPLE」及び国内最大級の音楽ライブ情報サービス「LiveFans」 の取得、ファンの熱量を見える化する「bitfan」の機能を備えたファンクラブを誰でもすぐに開設できるオープン型ファンクラブサービスをローンチするなど、新たなサービスチャネルの展開を積極的に進めているほか、株式会社SKIYAKI LIVE PRODUCTIONと株式会社SKIYAKI APPSを連結子会社化、株式会社ピーリンクを持分法適用関連会社化する等、シナジー効果が見込まれる企業への積極的なM&Aを実施している。昨年12月31日現在におけるSKIYAKI(FC・ECサービス、T-FAN)、AMIPLE、LiveFansの総登録会員数は241万人、有料会員数は85万人を突破し順調に伸びている。

 前19年1月期第3四半期累計の業績実績は、売上高28億2000万円(前年同期比59.4%増)、営業利益1億0900万円(同34.4%減)、経常利益9600万円(同37.3%減)、純利益3500万円(同71.6%減)に着地。8-10月期業績実績は、売上高11億3800万円(同97.2%増)、営業利益3400万円(同21.4%増)、経常利益2700万円(同58.8%増)、純利益2700万円(同2.5倍)と上向いている。

 前19年1月期業績予想は、売上高37億5600万円(前期比51.0%増)、営業利益1億1100万円(同54.1%減)、経常利益1億1700万円(同45.6%減)、純利益4100万円(同77.2%減)を見込む。年間配当予想は、未定(同15円を実施)としている。

 株価は、2017年10月30日につけた高値1912円から18年12月28日に上場来安値383円まで調整を挟んで1月17日高値778円と買わた後、上げ一服でモミ合っている。総登録会員数は241万人、有料会員数は85万人を突破し順調に伸び、今20年1月期は増収増益に転じる見通しで、3月15日に予定される本決算の発表は注目される。26週移動平均線が上値抵抗線になっており、日柄調整が進むのを待つ段階だが、550円前後で下値を固めるようであれば、リバウンド狙いで買いを考えるところだろう。(株式評論家・信濃川)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

【関連記事・情報】
エフティグループは戻り歩調、19年3月期は2Q累計が計画超の大幅増収増益で通期業績・配当予想も上方修正(2018/11/12)
巴工業は調整一巡して戻り歩調、18年10月期利益横ばい予想だが再増額余地(2018/11/12)
エランは明9日の3Q決算発表を前に通期業績再上ぶれ期待を高め下げ過ぎ訂正の続伸(2018/11/08)
メディシノバは続落もMN-166の臨床治験進展でバイオ株の逆行高特性を期待して突っ込み買いも交錯(2018/11/12)

※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。

関連記事