MozillaによるFacebook広告向け透明性検証ツール、Facebookの対策で利用不可に

2019年2月6日 10:12

印刷

記事提供元:スラド

あるAnonymous Coward曰く、 ここ数年、有権者の行動を操作するようなオンライン広告が問題となっている。そのためソーシャルメディアや広告プロバイダなどは広告主の情報やどのように広告を出しているかといった「広告の透明性」に関わる情報を出すようになっており、またこういった広告の情報を分析するツールを提供する組織も登場している。その1つに、Mozillaが提供する「Ad Analysis for Facebook」がある。このツールはFacebook上で表示される広告についての情報を分析できるものだが、Facebookはこのツールによる分析を妨げるよう、同社が提供するサービスのコードに変更を加えたそうだ(これを伝えるThe Mozilla Blog記事betanewsGIGAZINESlashdot)。

 これを受けてMozillaは欧州委員会に対し、Facebookの「透明性の欠如」を懸念する書簡(PDF)を送付したとのこと。

 スラドのコメントを読む | ITセクション | Mozilla | Facebook | 広告 | プライバシ

 関連ストーリー:
SNSなどでの偽情報やプロパガンダ拡散に大金を支払う工作組織 2018年10月26日
Facebook、アカウントへの不正アクセス発生を伝えるニュース記事へのリンク投稿を一時ブロック 2018年09月30日
Google、GDPRに違反しているとのBraveの主張に反論 2018年09月16日
Facebookは人間性を無視した悪しき存在である 2018年08月09日
Twitter、カスペルスキーの広告を拒否。同社は具体的な理由を説明しないTwitterを批判 2018年04月25日
Mozilla、広告ブロックに関する3つの原則を提案 2015年10月13日

※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。

関連キーワード

関連記事