女性の脳は同年齢の男性より3歳若いことが判明 アメリカの研究

2019年2月6日 09:31

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●「男女平等」ではなかった脳

 アメリカのセントルイス・ワシントン大学医学部は、男女の脳についての最新研究を『米国科学アカデミー紀要』に発表した。男性の脳よりも女性の脳のほうが年齢的に若いのではという説は、以前から学界でも優勢であったが、今回は、それを科学的に裏付けたとしている。

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●加齢とともに減退する脳内の糖代謝、男女の相違

 研究チームは、20歳から82歳までの男女205人(女性121人・男性84人)を対象にPET検査を実施した。研究者たちが注目をしたのは、脳内における糖の代謝である。年齢を重ねると、好気的解糖と呼ばれるプロセスを通じて脳内で代謝される糖の量は減少する。

 研究チームはまず、年齢と脳内糖代謝のアルゴリズムを男性のデータだけで作成した。これを女性の脳と比較すると、女性の場合は実際の年齢よりも平均して3.8才若いことが明らかになった。逆に、女性の脳内糖代謝のアルゴリズムを男性に用いて分析すると、実年齢よりも2.4才老いていることも判明した。

●年をとっても縮まらない年齢格差

 研究チームは、今回初めて行われた脳内糖代謝における男女の差について、非常に「明確」であったことを強調している。

 さらに研究では、20代と80代のいずれにおいてもこの年齢の格差に変化はなかったことも報告されている。つまり、男女間の脳の3歳の平均年齢差は、少なくとも20代前半から一生涯において変わらないということになる。

 また、過去の研究では、年齢とともに脳が委縮するという現象は、男性の脳により多くみられる現象であることも判明している。これは、ホルモンや脳領域の反応の相違が原因といわれている。

●認知能力と脳年齢の関連性が今後の課題

 今回の研究結果から、研究チームはある仮説を立てている。

 それは、加齢による認知力低下が年齢的には男性に早く起こりうるのは、女性の脳年齢が若いという事実と関連があるのではないか、というものである。実際、研究チームは脳内糖代謝が活発な人は、認知機能の問題が発生する可能性は低くなるのかを研究中と語っている。

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