出羽桜酒造、クリンスイの超軟水で仕込んだ純米吟醸酒を醸造

2019年2月5日 22:03

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出羽桜・純米吟醸酒・Cleansui 仕込み(瓶火入)(三菱ケミカル・クリンスイ発表資料より)

出羽桜・純米吟醸酒・Cleansui 仕込み(瓶火入)(三菱ケミカル・クリンスイ発表資料より)[写真拡大]

 三菱ケミカル・クリンスイ(以下、クリンスイ)と出羽桜酒造は5日、共同で、『出羽桜純米吟醸酒Cleansui仕込み(瓶火入)』を醸造したことを発表した。クリンスイの超軟水を仕込み水とし、山形県のオリジナル酒造好適米「出羽燦々」を用いて出羽桜酒造が純米吟醸酒として仕込んだ。酒造りでは、酒米を50時間かけてゆっくり精米した後、山形酵母を用いて醸したことで、熟した果実のような豊かな香りとエレガントな酸味を持ちつつ、ドライでキレのある酒に仕上げている。

 出羽桜酒造では、これまで、酒造りでの脱気工程に三菱レイヨン(現:三菱ケミカルアクア・ソリューションズ)の三層中空糸膜を用いるなどして、高品質の吟醸酒等を安定的に醸造してきた。今回は、酒造りに大きく影響する仕込み水の調整に、クリンスイの浄水技術を活用して超軟水を作り、これまでにない吟醸酒を作製した。

 クリンスイでは、同社の浄水技術で調整された水の魅力を体感してもらう場として、2013年に“水にこだわったライフスタイルを体感できるカフェ”「MIZUcafé PRODUCED BY Cleansui」を東京都渋谷区神宮前の原宿表参道ビルに開設し、「浄水」や「アルカリイオン水」、「炭酸水」の飲み比べだけでなく、クリンスイの浄水で淹れたハンドドリップコーヒーやパンケーキなどを提供している。今回醸したオリジナル吟醸酒は、同カフェで2月6日より提供される。

 今回のコラボレーションは、1892年創業以来、高品質の酒造りにこだわりつつ、積極的に吟醸酒の海外発信を行うなど、伝統堅持と積極経営を両立させる出羽桜酒造の企業姿勢と、クリンスイの“水を通じて世界中の人々にワクワクを届けていきたい”という同社の思いが共鳴することで実現した。

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