九州新幹線、「いだてん」ラッピング車両を運行へ ドラマと走行エリアをPR

2019年2月5日 12:08

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ラッピングトレイン1号車のイメージ。(画像: JR九州の発表資料より)

ラッピングトレイン1号車のイメージ。(画像: JR九州の発表資料より)[写真拡大]

  • 掲出するポスターのイメージ。

 JR九州と熊本県は、2月7日より、NHKの2019年大河ドラマ「いだてん」の番組PRを施したラッピング新幹線を運行する。

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 大河ドラマ「いだてん」のラッピングを施す九州新幹線の車両は、800系、1編成・6両となり、運行区間は博多・熊本・鹿児島中央間、運行期間は2月7日~5月上旬を予定している。

 「いだてん」は、“日本で初めてオリンピックに参加した男”金栗四三(かなくりしそう)と“日本にオリンピックを招致した男”田畑政治の2人の物語を主軸に描く、日本のオリンピックの話。熊本県は金栗四三の故郷であり、運行区間が熊本を経由すること、2020年東京オリンピックが来年に迫っていることから本企画がマッチングした。

 金栗四三は箱根駅伝の生みの親でもある。そもそも箱根駅伝が生まれた背景には、金栗自身のストックホルムオリンピックでの経験に基づいた”オリンピックでメダル獲得ができうるマラソンランナーの育成と強化”がある。かねてより健脚として認知されていた飛脚制度に基づいて、東京と箱根をたすきでつなぐという発想から生まれたものだ。

 デザインはドラマの主役の一人である金栗四三役の中村勘九郎さん、もう一人の主役である田畑政治役の阿部サダヲさん、四三の初恋の君・春野スヤ役の綾瀬はるかさん、四三とともにオリンピックに出場した三島弥彦役の生田斗真さん、四三と同時代を生きた古今亭志ん生役のビートたけしさん、嘉納治五郎役の役所広司さんなど、そうそうたる大河ドラマキャストや番組タイトルをあしらったものとなっており、1号車~6号車の車両ごとに異なる。

 ラッピング新幹線の開始に合わせて、2月上旬からは大河ドラマのポスターをJR九州の主要駅に掲出する予定だ。開始日となる2月7日には、出発式も実施される。JR博多駅新幹線11番のりばにて、12:10から、「いだてん」大河ドラマ館の桑原英彰館長や金栗四三ミュージアムの北川雅和館長などが参加して式を執り行う。

 当日は熊本県からは、熊本県のゆるキャラ・くまモンをはじめ、玉名市のタマにゃん、和水町のなごみん、南関町のなんかんトッパ丸も登場し、式を盛り上げる。(記事:M_imai・記事一覧を見る

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