【株式市場】米中貿易に再び期待強まり日経平均は大幅反発しTOPIXは続伸

2019年1月18日 16:11

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

◆日経平均は2万666円07銭(263円80銭高)、TOPIXは1557.59ポイント(14.39ポイント高)、出来高概算(東証1部)は11億5095万株

 1月18日(金)後場の東京株式市場は、米財務長官が中国に課している制裁関税の取り下げを検討、と午前中に伝えられたことを受け、新日鐵住金<5401>(東1)やコマツ<6301>(東1)などが一段と強含み、産業ロボの安川電機<6506>(東1)なども一段とジリ高傾向になった。ただ、日経平均は前引けの水準(272円65銭高の2万674円92銭)をはさんで高値もち合いを継続した。日経平均は反発し、TOPIX、JPX日経400は2日続伸。東証マザーズ指数、日経JASDAQ平均は5日続伸。

 メディカル・データ・ビジョン<3902>(東1)が一段高となってストップ高まで上げ、2017年に開始したスキンケア製品などの連結子会社の事業からの撤退が評価されて急伸。国際紙パルプ商事<9274>(東1)はオーストラリアに上場する紙関連製品などの卸売事業会社の買収が材料視されて前場急伸したまま売買交錯。ぷらっとホーム<6836>(東2)は18日付でIoTゲートウェイの標準ソフトウェア開始を発表したことなどが言われてストップ高。テモナ<3985>(東マ)は東証の本則市場(東証1部または2部)への市場変更の申請が注目されて急伸。アサカ理研<5724>(JQS)はヘッドマウントディスプレーを利用した工場での省力化ツール開発との大手工業紙報道が材料視されてストップ高。

 東証1部の出来高概算は11億5095万株(前引けは5億6651万株)、売買代金は2兆1529億円(同1兆819億円)。1部上場2128銘柄のうち、値上がり銘柄数は1538(同1760)銘柄、値下がり銘柄数は525(同313)銘柄。

 また、東証33業種別指数は31業種(前引けは全33業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、不動産、海運、建設、非鉄金属、水産、農林、その他製品、食料品、医薬品、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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