【株式市場】日経平均は4日ぶりに反落だがバイオ株など高く後場は底堅い

2019年1月10日 15:35

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

◆日経平均は2万163円80銭(263円26銭安)、TOPIXは1522.01ポイント(13.10ポイント安)、出来高概算(東証1部)は13億892万株

 1月10日後場の東京株式市場は、日銀の地域経済報告への期待などから三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>(東1)などの大手銀行株が出直りを強めて一段高となり、JR東日本<9020>(東1)や阪急阪神HD<9042>(東1)などの鉄道株もジリ高傾向となった。日経平均は前引けの水準(285円13銭安の2万141円93銭)を上回って始まり、その後は一進一退を続けたが底堅く、前場の下落基調からは下げ止まる動きをみせた。4日ぶりに反落。東証2部指数、マザーズ指数、日経JASDAQ平均も反落。

 東映<9605>(東1)が一段と出直りを強め、業績好調への期待と今年設立70周年になることなどが言われて活況高。イムラ封筒<3955>(東2)が「亥年」は選挙の重なる年ということで大幅続伸。バイオ・薬品株への人気も衰えず、キャンバス<4575>(東マ)が昼前の臨床試験での投与開始発表を契機に急伸しストップ高になると、ブライトパス・バイオ<4594>(東マ)も連動するように動意を強めてストップ高。昨年末にかけて大きく上げたデ・ウエスタン・セラピテクス研究所<4576>(JQG)も出直りを強めた。

 東証1部の出来高概算は13億892万株(前引けは6億4049万株)、売買代金は2兆2968億円(同1兆535億円)。1部上場2128銘柄のうち、値上がり銘柄数は639(同413)銘柄、値下がり銘柄数は1426(同1658)銘柄。

 また、東証33業種別指数は7業種(前引けは4業種)が値上がりし、値上がりした業種は、陸運、電力・ガス、倉庫・運輸、空運、パルプ・紙、鉱業、金属製品、だった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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