ノート型ホワイトボード「バタフライボード」、「COBOTTA」による生産自動化を初公開

2019年1月9日 17:04

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(画像: バタフライボードの発表資料より)

(画像: バタフライボードの発表資料より)[写真拡大]

 携帯型のホワイトボードを開発したバタフライボードは、1月16日~18日に開催される「第3回ロボデックス ロボット開発・活用展」で、デンソーウェーブの「COBOTTA(コボッタ)」と協業した、「バタフライボード」の生産自動化システムを初公開する。

 「バタフライボード」は、会議などで使用される大型のホワイトボードを、軽量・小型化したコミュニケーションツール。2つ折りのボードは軽く引っ張ると着脱が可能。隙間無くつなげることができるため、利用シーンに応じてサイズを変えることができる。また、強力マグネットが付いており、壁掛け利用もでき、大きな付箋としても使える。完全防水で耐久性に優れ、2018年度のグッドデザイン賞も受賞した。

 当初はA4サイズとA5サイズのみだったが、2015年からスタートしたクラウドファンディングで世界39カ国から賛同者を得て、3,000万円以上の資金が集まり、A3サイズの「バタフライボード Pro A3」を2018年に発表したばかり。いつでもどこでもアイディアをうみ出し共有できるツールとして、人気となっている。

 今回の「COBOTTA」とのコラボレーションでは、これまで手作業で小ロット生産をしていたバタフライボードの製造を、細かな作業が得意な人協働ロボットの「COBOTTA」が代行し、自動で適量生産を行うシステムの実演と展示を行う。ロボットの専門知識が無くとも、誰でも簡単に操作できる「COBOTTA」を利用することで、急な発注や品目変更などで人手不足が生じた時にも対応が可能となる。大量生産が必要の無い小規模生産の現場で、フレキシブルに生産ラインを構築でき、作業効率の改善にもつながる。

 同社では、デンソーウェーブと共に今後も生産自動化システムの検証・改善を行い、バタフライボードの「多品種適量生産」を進めながら、生産のデジタル化を加速させるとしている。

 デモンストレーションは、「第3回ロボデックス」会場の、デンソーウェーブブースで行われる。

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