NY株式:NYダウ98ドル高、米中協議の再開を好感

2019年1月8日 07:00

印刷

記事提供元:フィスコ


*07:00JST NY株式:NYダウ98ドル高、米中協議の再開を好感
米国株式相場は上昇。ダウ平均は98.19ドル高の23531.35、ナスダックは84.62ポイント高の6823.47で取引を終了した。朝方は、先週の株価上昇を受けて利益確定の動きが広がり、小動きとなった。米中貿易摩擦を巡る高官協議が再開され、両国の通商合意に楽観的な見方が広がり、堅調推移となった。セクター別では、小売や自動車・自動車部品が上昇する一方で食品・飲料・タバコや公益事業が下落した。

玩具メーカーのマテル(MAT)は、韓国のアイドルグループ「BTS(防弾少年団)」とフィギュア制作で提携を結び、上昇。ディスカウントストアのダラー・ツリー(DLTR)は、アクティビスト(物言う株主)のスターボード・バリューが株式を取得し堅調推移。複合企業のゼネラル・エレクトリック(GE)は、投資会社のアポロ・グローバル・マネジメントと航空機リース部門の売却で交渉中であることが報じられ上昇。一方で、多数の行方不明者・死亡者を出したカリフォルニア州の山火事で、巨額の賠償負担が懸念される公益事業のPG&E(PCG)は、破産申請を検討していることが報じられ大幅下落となった。

自動車大手のフォード(F)は、インターネットへの常時接続機能を搭載した自動車(コネクテッドカー)開発で、主流のWi-Fi技術ではなく、第5世代移動通信規格(5G)を用いた開発に転換する。

Horiko Capital Management LLC《FA》

関連記事