Delta-Fly Pharmaは新規抗がん剤の創薬ベンチャー

2018年12月28日 09:01

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

 Delta-Fly Pharma<4598>(東マ)は18年10月東証マザーズに新規上場した。新規抗がん剤の開発を目指す創薬ベンチャーである。既存の抗がん活性物質を利用するモジュール創薬という独自コンセプトを特徴としている。株価はIPO人気が一巡し、地合い悪も影響して安値圏だが、売り一巡して反発を期待したい。

■新規抗がん剤の開発を目指す創薬ベンチャー

 18年10月東証マザーズに新規上場した。新規抗がん剤の開発を目指す創薬ベンチャーである。

 既存の抗がん活性物質をモジュール(構成単位)として利用し、創意工夫を加えてアセンブリ(組み立て)することで、新規抗がん剤を創製するモジュール創薬という独自コンセプトを特徴としている。基礎研究がほとんど不要となり、臨床での有効性と安全性の予測が可能となるため、一般的な抗がん剤開発に比べて研究開発の期間が短く、かつ臨床試験で失敗する開発リスクも低減される。

 ビジネスモデルとしては研究開発のマネジメント業務に集中し、具体的な業務については外部の研究開発受託会社や製造受託会社に委託している。効率的な運営を特徴としている。

 また収益モデルとしては、研究開発段階では提携製薬会社からの契約一時金、マイルストーン、開発協力金が主な収入となり、提携対象製品が上市に至った場合は売上高に応じたロイヤリティ収入を得る。

■開発中のパイプライン

 開発中のパイプラインは、難治性・再発急性骨髄性白血病を対象疾患とする抗がん剤候補化合物DFP-10917(米国で臨床第3相準備中、日本で臨床第1相準備中)、肺がん等を対象疾患とするDFP-14323(日本で臨床第2相試験中)、膵がん等の固形がんを対象疾患とするDFP-11207(欧米で臨床第2相準備中)、固形がん・血液がんを対象疾患とするDFP-14927(米国で臨床第1相準備中)、腹膜播種移転がんを対象疾患とするDFP-10825(前臨床試験中)、固形がんを対象疾患とするDFP-17729(前臨床準備中)である。

 11月27日にはDFP-17729に関連する特許出願を発表した。また12月25日にはDFP-14927について、米国FDA(食品医薬局)へIND(臨床試験用の新医薬品)申請したと発表している。19年から米国において、消化器がん患者を対象に臨床第1相試験を開始予定である。

 なお19年3月期の非連結業績予想は、売上高が2億円、営業利益が6億82百万円の赤字、経常利益が7億39百万円の赤字、純利益が7億41百万円の赤字としている。DFP-10917の日本での臨床第1相試験開始に伴うマイルストーン収入を見込んでいる。

■株価は売り一巡して反発期待

 株価は12月26日に2480円まで下押した。IPO人気が一巡し、地合い悪も影響して安値圏だが、10月高値5380円から半値水準でほぼ底値圏だろう。売り一巡して反発を期待したい。12月27日の終値は2511円、時価総額は約110億円である。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。

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