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オーストラリアで「反暗号化法」が成立

2018年12月18日 14:50

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記事提供元:スラド

 オーストラリアで、法執行機関が暗号化されている通信を傍受することを可能にする法案が可決した(COMPUTERWORLDASCII.jpMIT Technology RebiewGIGAZINEZDNet。)。

 この法案は、当局が企業に対しユーザー情報などの引き渡しを求めることができるもので、具体的には次の3つの命令/要求を出すことができるようになった。

 Technical Assistance Notices(TAN):コミュニケーションプロバイダが所有している暗号傍受のための情報や技術を当局に提供することを求める命令 
 Technical Capability Notices(TCN):コミュニケーションプロバイダがその傍受手段を所有していない暗号通信について、その傍受を行う手段を構築するために必要な情報や技術の提出を求める命令 
 Technical Assistance Requests(TAR):コミュニケーションプロバイダに対し暗号通信の傍受に必要な技術の提供を自発的に求める要求 TAN/TCNはコミュニケーションプロバイダに対し対応を強制できる「命令」で、TARは「自発的に求める要求」で対応しなくとも罰則はないがTAN/TCNよりも広範囲な要求が行えるという。

 これに対し批判の声は多数出ていたものの、最終的に法案は可決する事態となった。

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※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。

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